父が父っぽい行動をしている、と


母から母っぽいLINEが届く。


娘の目からみると父は母のことをとても好きなので、


私の目線を母に貸してあげたいなとよく思う。


とはいえ母も私への気遣いを発揮してのことだったりするので、


私はそのあたりに溜まっているっぽいモヤを

いつも通りファサファサーっとする。


私はいつも楽しいし、料理はいつも美味しい。

空は青いし、青くなくたってなんだか心地良いじゃない。


するとあなたは何でも美味しいって言うから甲斐がないとか言われたりする。


小さく傷ついてこんなとこに書いてしまったりする。


これは私がファサファサーっとしなければ良い話なのかもしれないな。



とても平和な家族のお話。




電車のつり革につかまっていたら


前に座る少しギャルっぽい女性が


「毎日必死で生きているのに、私はごぼうのささがきもできないでいるよ」


と言っていた。


私もだ。


私も毎日それなりに生きているのに

パンダの名前も覚えられない。


ここ数日東京の空はびっくりするほど綺麗。

宗教画かと思うくらい。


彼女の友人らしき女性が「ささがきって何?」と聞いていた。

ひどい潔癖だからどうしても誰かと手を繋ぐことができない、と


そう言う彼女の


ぎゅうと組み合わされた両手をみて


少し羨ましくなる。


その右手と左手の間に

小さな神様がうまれているように思う。