三原寛子(南風食堂)より
震災後、縁があって宮城県七ヶ浜に炊き出しに行きました。昼の炊き出しと夜の炊き出しの間に、津波にすべて流された街を歩きました。言葉も出ないような風景。すべてが破壊されていました。圧倒的な力。自然の暴力。
「帰り道、気をつけて帰ってくださいね」
被災された方が、逆に気を使ってこちらに声をかけてくださいます。ちびっこたちが何杯もおかわりに来てくれました。
まったく太刀打ちできない暴力を受け、家を失った方々に、何もできない。なんて自分は無力なんだろうと、くやしくてくやしくて。涙も出ないほどくやしかったです。
ただただ、失われてしまった街を歩いた、その風景、被災された方と話したことを忘れないようにしようと思いました。
たまたま私たちは東京で、そんなに被害がなくこの震災をむかえました。だけど、今、被災された方が直面されている問題、自然との関わり、エネルギーのこと、コミュニティーのこと、暮らすこと、生きること。すべての問題は、わたしたちとも関係があることのような気がしています。
すぐに答えが出ることではありません。答えに向かって試行錯誤している人たちと話しあいながら、日々、考えることに意味があるのかもしれません。
同じところに継続して通って、顔がみえるつながりをつくりたい。東北も東京もなく、同じ方向に向かう人たちが共有できる仕組みをつくり、その過程をシェアして、新しい循環をつくっていきたい。
いわき市に物資を届けたり、炊き出しに行っていた友達とそんな話をしたことから、この「まんまる」は生まれました。
メンバーも友人関係をベースに、アーティスト、音楽家、料理人のコーディネーター、1児の母、イベント企画制作、サイト制作、狩猟研究家、介護士、料理人と仕事もいろいろです。
今だけの気持ちではなく長く長く、忘れずに向き合えるプロジェクト。
変化することをおそれず、新しい今のための開かれたプロジェクト。
「まんまる」がそんなプロジェクトになることを願っています。
「帰り道、気をつけて帰ってくださいね」
被災された方が、逆に気を使ってこちらに声をかけてくださいます。ちびっこたちが何杯もおかわりに来てくれました。
まったく太刀打ちできない暴力を受け、家を失った方々に、何もできない。なんて自分は無力なんだろうと、くやしくてくやしくて。涙も出ないほどくやしかったです。
ただただ、失われてしまった街を歩いた、その風景、被災された方と話したことを忘れないようにしようと思いました。
たまたま私たちは東京で、そんなに被害がなくこの震災をむかえました。だけど、今、被災された方が直面されている問題、自然との関わり、エネルギーのこと、コミュニティーのこと、暮らすこと、生きること。すべての問題は、わたしたちとも関係があることのような気がしています。
すぐに答えが出ることではありません。答えに向かって試行錯誤している人たちと話しあいながら、日々、考えることに意味があるのかもしれません。
同じところに継続して通って、顔がみえるつながりをつくりたい。東北も東京もなく、同じ方向に向かう人たちが共有できる仕組みをつくり、その過程をシェアして、新しい循環をつくっていきたい。
いわき市に物資を届けたり、炊き出しに行っていた友達とそんな話をしたことから、この「まんまる」は生まれました。
メンバーも友人関係をベースに、アーティスト、音楽家、料理人のコーディネーター、1児の母、イベント企画制作、サイト制作、狩猟研究家、介護士、料理人と仕事もいろいろです。
今だけの気持ちではなく長く長く、忘れずに向き合えるプロジェクト。
変化することをおそれず、新しい今のための開かれたプロジェクト。
「まんまる」がそんなプロジェクトになることを願っています。