2011-01-30 01:42:27

エジプト情勢

テーマ:国際政治

エジプトが大きな転機を迎えているかに見える。


テュニジアの政変の際には、ツイッターに、この大衆革命が国境を越えるか、国外から帰国する勢力が大衆の怒りに融合できるかがカギである旨記した。主なき大衆革命は、国境を越えて、エジプトで火を噴いたのである。


この状況に対して、ムバーラク大統領は全閣僚を更迭して、彼らに責任を押し付けると同時に、自らの権威を誇示した。さらに、「自由と安全を守る」と述べ、自らがエジプトを擁護する立場にあると強調し、事態の収拾を図った。しかしながら、怒りの対象がムバーラク自身であるのに対し、この自信に満ちた態度は、逆に油に火を注いだようである。

そもそもエジプトには、エル・バラダイIAEA前事務局長やムスリム同胞団等、大統領のライバルは存在する。しかし、ムバーラク大統領は対抗者を許さない実質的な独裁体制を敷いてきた。また、ナーセルやサダートと比較され、「何もしない大統領」と揶揄されてきた。さらに、消費者物価の高騰や恒常的な失業の存在、貧富の格差等、社会に問題は常に存在してきた。これらのマグマが噴火したのであろう。


現状については、報道に頼るしかないが、大衆に対峙する警察と様子見の軍という構図の下、外出禁止令が大衆動員の号令となり、エジプト大衆はあたかも「運命の日」が来たかのように前に進んでいるようだ。また、ムバーラク政権を支えてきた米国に対する不満も表れているようだ。


政権の立場に立って現況の打開を早期に図るとすれば、①軍が政権を支えると表明し、大衆の軍に対する期待を裏切ること、②ムバーラクが退陣を表明し、早期の総選挙を約束すること、③外国の関与や国民の望まない指導者が声を上げること、等が考えられよう。

エジプトにおいては、失業対策として警察官が大量に雇用されているが、大衆は警察に対する尊敬の念が薄い。その一方で、歴代大統領をはじめとする政治家を輩出してきた軍は権威を有している。

この軍であるが、中東の大衆革命の動きの際には、これまでもカギを握ってきた。テュニジア並びにイランの大衆行動に対して、静観を決めたことで革命が成就したケース、イラクやエジプトの青年将校団のように、軍自身が決定的役割を果たしたケース、湾岸戦争直後のイラクにおける大衆蜂起を軍が制圧したケース等である。イラクにおいては、サッダーム・フセインの独裁に対する反感は存在したものの、米国等、外国勢力の関与やイラク人の憎しみが制裁や米国にも向いていたこと等から、当時、軍は大衆蜂起に正当性を認めなかったのかもしれない。

いずれにせよ、現在、介入を避けているように見える軍がどのような立場をとるかが重要に思われてならない。





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2011-01-22 15:56:59

国政報告会のご案内

テーマ:ブログ

来る2月6日(日)に国政報告会を開催させていただきます。

場所は川口で、午前の部・午後の部で2回行います。

どなたでも参加できますので、是非お越しください。


日時 : 2月6日 日曜日

      午前の部 10時より

      午後の部 13時30分より

会場 : 川口市立中央ふれあい館

     (川口市本町4-5-26)


参加希望の方は、大野事務所までご連絡ください。 

   TEL : 048-271-5252

   E-MAIL : moto_new_era@yahoo.co.jp


下記HPでもご案内をしていますので、ご覧下さい。

http://www.oonomotohiro.jp/node/317

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2011-01-15 10:11:37

1泊4日中東行き

テーマ:国際政治

昨日まで、ドバイとヨルダンに行ってきました。


ドバイで講演を依頼された訪問でしたが、下記のような経緯もあり、結果として1泊4日になりました。


当初は、講演を機会にドバイのかつての友人のつてで経済関係の専門家にお会いし、民主党の進める経済外交に関連し、本来の小生の専門ではない経済関係について中東の現地で勉強してこようと思っていました。この目的については、イラクで操業する石油オペレーターや現地経済専門誌の記者等と会談を行いました。


さて、これにあとで追加したのがヨルダンです。ヨルダンについては日本とフランスがコンソーシアムを組んで原子力発電所の売り込みを行っている最中ですが、我が方の理由で、日・ヨルダン原子力協定を締結しました。ところが、前回の国会において、この協定自体に何の問題も指摘されないにもかかわらず、野党が批准案を「吊るし」、結果として与野党の政争の具となり、批准がなされないこととなりました。このような案件は与野党の駆け引きの材料にされるべきではなく、動かない時の損失は政党ではなく、日本です。


そんな中で、競合相手のロシアはメドベージェフ大統領がヨルダンを訪問し、3月の優先交渉相手決定に向けて強力な政治的働きかけを行うとの情報に接しました。日本からは、要人の訪問がキャンセルされ、結果としてだれも行かないこととなったとも聞いており、アラブ首長国連邦に引き続きヨルダンでも我が国の原子力発電所が負ける可能性が高くなったのではないかと懸念しました。ヨルダンは頼りがいのある親日国家でありますが、政府部内には親ロシア派もおります。


そこで前原外相に親書を出してもらうようお願いして、小生では役不足ではありましょうが、それでもかつて住んでいた時代の人脈もあり、ヨルダンに足を延ばすことといたしました。すると、急きょ近隣を訪問予定の徳永外務政務官がヨルダンにお越しいただくとの配慮をいただき、結果として総理親書を携えてリファーイ・ヨルダン首相とお会いすることとなりました。


リファーイ首相は、私に対し、「お前のことはよく覚えている。そうか、お前が来たか」と述べられ、詳細については書けませんが、我が国のヨルダン支援に対する謝意と原子力発電所売却受注に向けての取り組みへの評価を述べられました。


日本の安全で長い経験に基づく原子力技術が平和に中東で使われることを含めた、対中東インフラ輸出は極めて重要で、石油やガスを市場に流すことを支援して世界のエネルギー環境を良好な方向に導くと共に、関連企業を含めた輸出企業が我が国産業・経済をけん引することにもつながると思います。特に、中東においては、アブ・ダビに引き続き、ヨルダン、トルコ、クウェート、エジプト、サウジアラビアと原子力発言所調達計画が目白押しであり、中東で我が国のプレゼンスを示すことは重要です。我が国の政治家はこれまで、他国に比べてトップ・セールスを行わずにまいりましたが、上記のような理由で、日本も政治家が行動を起こす時代になっているし、民主党の要人たちはこの方向で動いてきました。しかし、中東とはなぜか疎遠である中、長年中東にお世話になった小生が貢献できればと考えています。


なお、ヨルダンではこの他、旧知の研究者の友人や元大臣などと面会を重ね、イラクや中東和平情勢などについて意見交換をしてきました。そのような会談で気になったのは、オバマ政権の任期も残すところわずかになる中でのイスラエルの入植再開やハマース幹部の発言の硬化等の中で、中東和平の実現に、わずかに存在した希望が見えなくなったことに対する発言が相次いでいたことでした。また、急変を告げるテュニジア情勢については、報道を含め、関心は決して高くないようでした。08年のドバイ・ショック以降の経済環境の悪化、レバノンの情勢混迷、イラク政権内のマーリキー首相を中心とした駆け引き等、明るくない新年の中東であり、今後とも引き続き中東情勢には目を向けてまいります。

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2011-01-05 22:39:22

日経の報道記事

テーマ:政治

新年、明けましておめでとうございます。

本年もまっすぐに、前向きに取り組んでまいります。


日本経済新聞電子版に小生の記事が掲載されました。


あまり触れていない政局部分に焦点が当てられたり、防衛大綱議論の中で過度に武器輸出三原則に思い入れがあるように取り上げられたりと、本意で無い部分もありますが、ご報告まで。


http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819697E3E2E2E2E48DE3E3E2E5E0E2E3E29BE2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819481E3E0E2E09B8DE3E0E2E5E0E2E3E29C9CEAE2E2E2


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2011-01-01 23:00:06

本年もよろしくお願いいたします。

テーマ:政治

謹賀新年

本年が皆様にとって素晴らしい年になりますよう、心より祈念申し上げます。


さて、昨年は小生にとり、大きな変化の年になりました。

選挙活動を経て、参議院議員のバッジをつけ、様々な環境の変化が訪れました。


議員としては、可能な限り政策活動に身を投じたつもりで、その分、地元がおろそかになったことをお詫び申し上げます。また、我が国にとり待ったなしの政策の実現こそが急務と心得、党内政治から距離を置きましたことで、ご不満の方もおられると思いますが、ご理解をいただければと思っております。


5ヶ月間の議員生活の報告を簡単に申し上げると、「防衛計画の大綱」提言に関し、起案および党内取りまとめを行い、自画自賛で恐縮ながら、政権交代以来大きな変化をもらたした政策に主体的にかかわれたことに感謝しています。また、参議院議員としてただ一人、事業仕分けの「仕分け人」に選ばれ、法務省、外務省および警察の仕分けを実施しました。また、具体的な部分について申し上げるのは差し控えますが、党幹部・大臣に対し様々な提言を実施してまいりました。


役職および担当としては、党政策調査会長補佐として外交・安全保障を担当し、また行政刷新会議の主査の一人にも加わりました。委員会は予算委員会に始まり、外交防衛委員会、行政監視委員会等に関与しました。また、イエメンの友好議員連盟の立ち上げを行うと同時に、現在複数のアラブ諸国との議連立ち上げを画策しており、なんとか党内にアラブ諸国との関係基盤を拡大させたいと考えています。さらに、東チモール議連の事務局長、ジプチ議連の副会長、危機管理議連の部会長等も仰せつかりました。


そしてなんといっても、多くの方々との出会いがあり、これに深く感謝しなければなりません。


今年は小生も歳男、一層の飛躍を期し、初心忘れることなく精進してまいります。

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