Osaid


















O「えっ?翔くん今なんて...」



S「だから踊る時誘うように踊ってよ。ここに居る全員を誘うように...」


O「そっそんなの出来ないよ//!」



S「智くん..これはお願いじゃなくて命令だよ?」






ビクッ





O「うん....分かったやってみる...」













俺と翔くんは、昔からの友人でいつも近くに居た。

昔はいつもくだらない事で笑ったり何でも言い合える仲だった。





けど、翔くんの両親が亡くなってから翔くんから笑顔が消えた。


昔から裕福な家庭に生まれ、なんでも持っていた翔くんは、


上辺だけで近づいて来る人が多く、


信頼出来るのは俺か両親くらいだったそうだ。


だからこそ、両親という大切な存在を失い翔くんは壊れてしまった。


その時から、俺は翔くんに言われた事には全て従った。


大好きな友人を少しでも支えたかった...。










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ステージに上がり周りを見渡す。

やるって決めたけど誘うようになんてどうすりゃいいんだ//


頭を悩ませいると、ふとテーブルに居る1人の人に目が付く。


仔犬のような童顔な可愛らしい顔つき。しかし凄くカッコイイ雰囲気に見え、

背の高い男性と言い合いをして怒ってるように見える。

しかし何処か楽しそうに話していて、ふんわり包むような雰囲気の彼に

今まで感じたことの無い感情が一気に湧いた。






S「智くん?顔赤いけど..どうしたの?」



O「えっ?....なっ何でもない//!!」



どうしよう...少し見ただけなのに彼の事が気になって仕方が無い。


そんなに顔に出てたのか...。そう思うと余計に顔の熱が上がった。




S「ふ〜んそっか...じゃあ曲始まるから智くん誘うように頑張ってね…」



翔くんは、耳元で囁くとスタンバイを始めた。



誘うように...俺はそう考えながらも自然と彼を意識してしまった。



曲が始まってからはもう一心不乱に誘うように踊った。











一目惚れしてしまった彼に、届くように...。




















続く