大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side N
「隠されると余計に燃えるな。
でも、いつまで隠していられるかな?」
どういうこと?
俺が自分から脱いで智に肌を曝け出すと言いたいのだろうか?
そんなの恥ずかしいから隠したまま契りたいって思っているぐらいで。
だから、自分から曝け出すなんて絶対に無いって思っていたんだけど。
ぺろりと自分の唇を舐め口角を上げて笑う智。
その獲物を狙うような雄々しい仕草に、トクッて胸が鳴ってすぐに降参してしまいそうになった。
危ない危ない。
智を見たら危険だ。
だから衣を前で重ね合わせたまま両手でぎゅっと握りしめて、逃げるように横を向いた。
でもそれにより晒した首筋に智が 舌 を 這 わせてきて。
そして、肌 蹴 て 露 わになっていた脚を智の手が撫でていく。
衣で隠れていない部分にゆっくりと施される 愛 撫。
智の指先で 撫 でられると、撫 でられていない部分にまで熱が回っていくように不思議と全身熱くなっていくような気がする。
しかも触れられていないところの方がより熱く感じるんだ。
「やだ、何か……熱いっ」
自分で隠したのに、そこを触ってもらいたくなってしまっている自分に戸惑う。
でもまだ曝け出す勇気はなくて、もじもじしていたら衣の合わせから智の手が入りこみ、胸元に触れた。
ビクッと肩を揺らすと、智が微笑んだ。
「もっと触ってほしい?」
考えている事を読まれて、智の顔を見ることが出来ない。
答えられなかったら、智の手が 胸 の 突 起の周りをなぞり始めた。
こんなところ、触れられても何も感じないって思っていたのに、身体がビクビク震えて止まらない。
そして唇を噛み締めていないと、何だか変な声が出そうで。
再び衣の合わせをぎゅっと握りしめてただ耐える。
「まだ我慢すんの?」
そう言って突 起 を一度 弾 かれた。
「あんっ」
身体が跳ねて声が出てしまって。
自分の声が恥ずかし過ぎてカァッと血がのぼる。
それからは再び突起の周りだけを撫でて、もう一方の手は 太 腿 の内側を 撫 でる。
突 起に触れられた時の 快 感 が忘れられなくて。
そして、太 腿の内側も、その更に奥が何だかキュンキュンしているのにそこには触れて貰えなくて。
「なぁ、触ってもらいてぇって思わねぇ?」
笑みを浮かべて言う様は酷く 蠱 惑 的で。
こんなの、逆らえるはずがない。
「……触って、ほしい」
「じゃあ、どうする?」
行動を促すように俺をじっと見つめる。
「それとも無理矢理脱がされてぇ?」
悪戯にそう笑うけど。
実は、無理矢理脱がされるのもちょっと良いかも、なんて思っちゃったんだけど、そんなのは絶対にバレてはいけない気がして。
俺は合わせた衣をゆっくりと開いていったんだ。