父の死から1週間経つと姉はリハビリ専門の病院へ入院した。
私はというと父の介護は無くなったものの、毎日母の運動を兼ねて姉の病院に通っていた。
病院へは歩いて10分かからない距離だけど母と一緒だと20分くらいかかる。
それでも最初、杖もうまく使えなかった母が1ヶ月も経つとだいぶ上手に使えるようになった。
母自身も始めは邪魔だった杖だけど「コレ(杖)があると楽」と言うようになってた。
なんか嬉しかったなぁ
姉の入院は1ヶ月ちょっとだったかな
退院までの間、義兄が生活費として出したお金は5万円を2回
私がそれまで負担したお金は25万円を超えていた
まぁ、病院2箇所も支払いがあるわけだし…これからの出費を考えたら、お金残さないとならないもの…仕方ないか…
そう考え直し、25万円は諦めるしかないかなって思っていた。
さて、晴れて退院の日
請求額を見た義兄
「えー⁉︎なんでこんなに高いのーー?あぁもう何もかも嫌になった」
終わり。
なんと全てのお金を使い果たしたあげく一銭も持たずに迎えに行ったのだ。
ひとつ目の病院の支払いは待ってもらったまま。
リハビリ病院は支払いを済ませないと退院できないらしく、姉から電話。
私は意地でも自分のお金は出さないと決め「どうするの?」で通した。
結局、父の香典から借りる形で工面し、姉が退院した。
香典といえば…葬儀の後に頂いた香典は
父の祭壇にまとめて供えてあったのだが、その中に義兄の会社から頂いたものもあった。
その中身(現金)がなくなっていた。
義兄がいつの間にか使っていたのだ。
自分の会社から貰った香典だから自分のもののように思っていたのでしょう
線香1本あげないヤツが!!!!