橿原神宮前駅から吉野駅までは
吉野線という名前に変わり、
複線から単線となると同時に
山岳鉄道の様相を呈してきました。

山の斜面ギリギリを走るのですが、
生い茂った木々の枝とか葉っぱと
特急列車の車体とが
今にも接触しそうになりながら、
レールと車輪がきしむ音を立て、
ゆっくりゆっくりと進んでいきます。

いちばんビックリさせられたのは
大和上市(やまとかみいち)駅です。

失礼ながら、
乗降客がいるのかしら
と思わせるような、
いわゆる秘境駅のような雰囲気が
なきにしもあらずで、
都会では絶対に見ることのできない
駅であることは確かでした。

駅の反対側を見ると、
眼下に集落があったので、
利用者はいるのでしょう。

18日、吉野駅に降り立ったのが
午後2時40分くらいでした。

駅前の雰囲気は30年前と同じ。

「こんな感じやったなあ」と
懐かしみながら歩を進めたものの、
とにかく暑い・・・。滝汗

何が悲しくてこんな暑い中を
わざわざやって来たのかというと、
30年ほど前、
偏頭痛に悩まされていたワタシに
御利益を授けて下さった所を思い出し、

ナンや知らん間に、
どうも呼ばれたのか、
急に行きたくなり、
今の自分がいるわけです。

スピ系の人の言では、
神様に呼ばれる人がいるとか。

ワタシの場合は
飛瀧神社・玉置神社・出雲大社・
出雲大神宮・大神神社・高鴨神社に
よく行きたくなるのですが、
行きたいと思ったときは
その神社の神様に呼ばれているとき
なのだそうです。

これだけは
形がない世界のことなので、
信じる者は救われるのかしら?

ワタシ、
霊感はほとんどないと思います。

音楽を長いことやっとりましたから、
第六感的なものはあると思いますが、

幽霊が見えたり、
良からぬ気配を感じたり、
なんてことはありません。

例えば、イヤな雰囲気の場所なんて、
一般的にどなたでも
同じことを感じるでしょうから、
そのレベルで生きておりまする。

で、目の前に現れたのは
もう、とんでもないものでした。

ケーブルと書いてあるけれど、
どない見てもロープウェイです。

30年前に見た記憶と
ほとんど変わっていないのは
此は如何に?

ナンか、ここだけ異世界みたいで、
めっちゃ怖いんですけど・・・。滝汗

これが1番目の「愕然」。

実際に、ここのロープウェイ、有名なんだそうです。

 

めっちゃ怖い!ゲッソリタラーガーン滝汗笑い泣きアセアセ

 

だけでなくて、

わが国最古のロープウェイ

なのです。チョキ真顔


この「怖い」は霊的なことではなくて
もちろん物理的なことです。



「吉野山駅」からのながめ。

 

 

建設は昭和3年。
戦火を免れた貴重なもの・・・
といえば聞こえはエエのんですが、

30年前も、そういえば、
ロープから外れて
落ちるんとちゃうかと感じたので、
その駅の横から徒歩であがったのは
何となく覚えています。

ところが・・・

同じような感覚で
上り坂を歩き始めたのですけれど、

「こんなに急で長かったかな?」
「めっちゃしんどい。」

こんな感じの想いしか脳裏を横切らず、
結局、徒歩は断念し、
片道450円を払って
ロープウェイのお世話になることに。

体力の衰えに愕然とさせられました。
これが2番目の「愕然」でございます。

で、定刻通りロープウェイ発信。

ナンか仕事のやる気のなさそうな
男性職員に、発信5分前に促されて
ゴンドラに乗り込んだのですが、

ガイドレールもなく、
ただひとりの客である
ワタシが乗りこむと、
それだけでゆ~らゆ~ら・・・。ゲッソリ



 

進行方向を向いて座るのか
背を向けて座るのかを迷っていたら、

「進行方向を向いて座って下さい。」

と言われてしまいました。滝汗

まあ、バランスを保つためですかね。

規模は小さいとはいえ、
天下のロープウェイのゴンドラなのに、
まあ確かに80kg近いワタシが
乗っているので、
ゴンドラも傾くのでしょうけど、
これだけでも
ロープウェイへの信頼度が
駄々下がりでございます。

で、ロープを支える鉄柱を通る度に
大きく前後にゆ~らゆ~ら・・・笑い泣き

生きた心地がしないとは、
こういうことでしょうね。ゲッソリ

サーカスのブランコが揺れる様子を
「ゆあ~ん ゆよ~ん ゆやゆよん」
と表現したのは、
天才詩人の中原中也ですが、
そんなかっこエエもんとちゃいます。チーン

確かに怖いですわ・・・。滝汗アセアセ

でもですよ、
吉野といえば「桜」と「紅葉」で、

こんな暑い時期は閑散期なので
人の数もまばらですが、

「桜の季節には満員御礼の
 フダを掲げて走る近鉄特急」
(by「やたてつ」)グラサン
から降りてきたお客さんのうち、
一体何人の人が
このロープウェイに乗るのかしら?ゲッソリ

というのを考えながら
わずか6人しか座れないゴンドラが
席に座れなかった人も含めて
「恐怖」というサービスをしながら
上り下りする様子は
ちょっとしたカオスなのかしら?滝汗

見て愕然、乗って呆然、
無事到着できて、ほっ。チーン

それも3分ほどですが、
途中の支柱に
「昭和3年」と書かれていたので、
間違いなさそうです。

ワタシよりも
少なくとも30年は年配でございます。
老体にムチを打っているようで、
無闇に怖いというのも
なんだか申し訳ないような・・・。

とかナンとか言いながら、
帰りもお世話になるんですけど、
大丈夫かなぁ・・・?

 

 

 

 

 

 

 

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