オールウェイズ・朝日町の夕日 -16ページ目

ド田舎のギャング

「永遠のガキ大将」ことJに就くグループが居た。

威圧的な集まりだった。


特に犯罪は犯さないものの、ケンカだけは後先考えずにやっていた!

地元にはケンカ相手は居なく、たまに週末の深夜の酔っ払いから冷やかしを受けケンカになっていた得意げ


この集団は、女遊びをする事も無く、無謀な事をする訳でもなかった。

普段は、真面目に会社に勤務し、夜に自然とJの居る場所に集まる。


本来、ケンカが好きな集団で、他の地域でケンカになったら次の週末は奇襲攻撃をかける事もしょっちゅうあった。


今から、20年前車4台に8人で鹿児島市内にドライブに行った。

繁華街に入り間も無くした時、交差点で信号待ちをしてた時の事。

閉店した店舗の前に座る若者から


睨んだ!


と、因縁つけられ、ケンカになった。

後方を付いて来てた仲間も走って来て、ケンカが激しくなった。

相手の連中は仲間を呼び、更にヒートアップ!!

次第に相手の助っ人は増えてきて、100人にも登る・・・あせる

我々8名は、


「よーし!一人10人ノルマじゃあ!」


と、声を掛け合い必死で闘う!

やはり無謀な挑戦だった・・・汗


目が覚めると、救急車の中だった・・・

1台の救急車に8名全員乗せられてる得意げ

仲間内のひとりは重症。

それ以外も救急車に乗せられる。

互いの安否を気遣うと思いきや、初めての救急車の内部に興奮する馬鹿な仲間ガーン

しかも、重症の奴までも・・・・


「これ電話ですか?」「これっていくら位するの?」


とか、小学生の社会化見学と同類・・・ショック!

しかし、何故8名が同じ救急車に詰め込まれたのかも疑問。


結局、全治2週間7名、全治2ヶ月1名、廃車1台の惨敗汗

人数には勝てない事を知った。


が、翌日包帯姿で街に出て、昨日の連中を探す!

当然リベンジ!

相手のリーダー的存在の自宅を突き止めた。

自宅に居るらしい。

当然出向き、呼び出し、拉致!!


中心人物5人を捕まえ、仕返しに成功!

聞けば、相手も20名以上病院に搬送されたらしい。

だから、救急車不足であの結果・・・得意げ


それでも懲りなく街に繰り出す、ド田舎のギャング達であった・・・・・・・ショック!

気ままな生活の先輩 Sさん

自動車修理工場に住み込みで働いてた先輩。


住み込みとは言っても、工場敷地のプレハブ小屋を改装し寝泊りしてるだけの事。


マイカーも事故車を仕事の合間に修理し、見事に乗り回してる。


朝8時に起きて、オーナーが営む雑貨屋に行き、カップ麺とパンと缶コーヒーを手にする。

支払いは給料払い!


店前で立ちながらその日の仕事の支持を聞きながら食べる。

作業に入り、10時の休憩で再び、雑貨屋に行って缶コーヒーを飲む。


夕方5時に仕事を終え、やはり給料払いで購入したパンと飲み物を食べ、近くの公衆浴場に徒歩で向かう。

わずか15分で終え、プレハブに入り、早速焼酎をロックで飲み始める。

3杯ほど飲み、


「どら、メシ食いに行こう!」


と、町の喫茶店に向かう。

その喫茶店には、当時花札ゲーム機が置いてあり、勝ち点で食事券が貰えた。

先輩は総額4万円の勝ち点をキープしており、ほとんど食事代は掛からなかった。


食事を終え、午後10時にプレハブに帰宅、車雑誌を見ながら、再び焼酎を飲み始める。

午後11時・・・。

最後の仕事がある。


スクラップの車が置いてある場内の見回り。

懐中電灯を手に取り、広い敷地内を周る。

置いてある車には、自殺車両や死亡事故による廃車の物も多い。

昼間も警察の依頼で事故車両や自殺車両のレッカーもする会社。

時には、真夜中の事故の現場への出動もある。

そんな車両も含めると、300台の無残な車が置いてある。

毎晩、同じ時刻に不審者が入り込んでないか見回る。

先輩曰く、時には


「変な声がする」「肩を叩かれた」


等と話す。

だから焼酎で酔い加減で行くと言う。



週末は、夕方4時に仕事を終え、場内の廃車置き場にポリタンクとポンプを持って向かう。

その理由は、廃車の車のガソリンタンクからガソリンを抜く為である。

10台位の車両から抜き取り、先輩自信の車を満タンにする。


それから直ぐに銭湯に行き、社長から前借2万円を貰う。

お金を手にし、そこから20分位かけて彼女宅に向かう。

合流した後、いつもの喫茶店で2人で夕食をし、町から離れたラブホテルに入る。

土曜の夜チェックインし、出てくるのは翌日、日曜の午後7時!


「そんな長い時間何してるの?」


「女と風呂は入って、酒飲んで、Hして、翌日昼前まで寝て、酒飲んで、昼飯注文して、風呂に入って出てくるだけ・・・。あっと言う間に過ぎるよ!」


と、話す。


ホテルからいつもの喫茶店に寄って、彼女との夕食を済ませ、家まで送る。

プレハブに戻って、焼酎を引っ掛けて見回りに行く。


こんな1週間のサイクルで生活している。

毎週末も同じパターン・・・。


当時の先輩の生活が、羨ましくもあった。


「やがては、独立するの?」


と、聞くと


「するもんか!面倒くせェ。先の事は全く考えてない」


と、あっさり言う。

心配にもなる。


当時20代前半だった我々・・・。

今は、当時の彼女とはとっくに別れ、独身らしい。

仕事は、一応個人で車関係の仕事はしてると聞くが、それも数年前の情報らしい・・・。

長渕剛ファン

自信でなり切ってる連中、必ずカラオケで歌う奴、密かに自宅で爪弾く奴・・。

様々・・・。


知り合いで夫婦揃って大ファンが居る。

彼自身も、髪型から普段着まで意識してる。

他にも居るが・・・。


彼は一年前に情報サイトに「長渕バンドのメンバー募集」と書いた。

載せて一年経っても返事が来ないと落ち込んでる。


「長渕ファンは、長渕本人が好きで、曲が好きなんだよ!後ろのバンドメンバーなんてしたい奴居るわけ無いじゃん。みんな長渕になりたいんだから・・・」


と、話すと


「やっぱりそうなんだよね・・・」


と、更に落ち込むしょぼん


自分でビデオを見て、観察し、同じようにギターを弾き歌う事を勧めた!


コンサート会場の前には開演前から多くの長渕ファンが集まり、多くの自称長渕が居る。

着るものからギターに至るまで同じ物を揃える。


あそこまでして本物の長渕ファンでは無く、長渕教の信者である。

全国ツアーなんかも全ての会場に出向く信者も居ると聞く。

真似できない・・・ガーン


経済的に同じメーカーの楽器を買えない者は、買える範囲のギターをボロボロになるまで弾く方が慎ましい。