この前オフィスにいらした方が
「治ると思って薬続けてました。」
と、おっしゃいました。
漢方薬を4種類、多めですね。
でも、治ると思って飲んでいたわけです。
漢方薬は苦いということで、カンゾウという生薬が入っていることが多く、これが偽アルドステロン症の原因となる可能性を心配して1日7.5gを目安にしています。エキス剤の漢方薬同時服用で2種類くらいかな?といった感じです。(漢方専門薬局は別です)
Dr.も想定して検査はしていると思いますし、血圧の薬は出ていないことから今は副作用を疑うことはないですが、これを継続していては今後どうなるかわかりません。
この方の内容から、症状があり、Dr.に訴えて処方されたと考えられました。
ということは、症状がなくなったらやめられるということです。
●桃核承気湯 (便秘)
●安中散 (胃)
●抑肝散 (イライラ)
●芍薬甘草湯 (こむら返り)
を想定してお話を聞きました。
毎日2包ずつ朝夕に飲んでいるとのこと。
(カンゾウは1日6gでした。)
飲まないと便出ませんか?
水は1日どのくらい飲んでますか?
毎日胃の調子が悪いのですか?
芍薬甘草湯も毎日?
こむら返りの芍薬甘草湯は枕元に水と一緒に置いて、予感がしてから服用する薬です。
Dr.は毎日飲むように言ってましたか?
「調節して飲むように言ってたかも。」
「こむら返りの薬は即効性があると言ってた気がします。」
体重がなかなか減らなくて困っている。
検査で肝臓の数値がいつもひっかかる。
眠れないし、早く目が覚める。
甲状腺機能低下症でチラーヂン50mgを服用中。一度薬を休めたけれど、再開となり、今は2錠に増えた。
★前回CS60の体験とボディートークで、少し周囲を気にすることが減ったとのこと。
★今回CS60とオトトロンを併用して、なんか血の巡りが良くなってきた感じがするとのこと。
このことから、
・抑肝散は減らせる可能性があること
・桃核承気湯が瘀血からの便秘と考えると、水を飲んでもらうこと、施術で血の巡りが良くなると減らせる可能性があること
・抑肝散や桃核承気湯の副作用に胃部不快感があり、安中散も減らせる可能性があること。
・芍薬甘草湯の正しい飲み方をすると、減らせること
・漢方薬が減ると肝臓の機能も改善する可能性があること
・肝臓の機能が改善すると代謝回転が上がる可能性があること
甲状腺ホルモンの関係で代謝に影響が出ている可能性はありますが、数値は安定しているとのことなので、こちらはおいおい。
などを説明しました。
また、薬で治しているのではないこともお話しました。
急には無理でも、症状に合わせて減らしていき、漢方薬4種類は減らせるのではないかと思いました。
薬局でお会いする高齢者の中には
「仕事と思って薬飲んでる。」
と言う方もいらして、
そのような方はどうぞ、と思いますが、
(基本的なことはお伝えしますが、聞いていらっしゃいませんね。)
薬を減らしたい、
あれこれ症状があるけど、それは薬の影響も考えられるかも?
と思う方にはアドバイスさせていただきます。
今は何かあるとすぐ病院や薬に頼る人が多いように見受けられます。
自分の体が治す力をもう少し信じてみませんか?
今飲んでいる薬を見直してみることをお勧めします。