こんにちは。
中学部理系担当の佐々木です。
先週末から梅雨とは思えない晴天が続いていますね。
今日も朝から晴れて、一部では真夏日になっているようです。
予報ではこの晴天も明日まで。
明後日からしばらくは梅雨空が続きそうです。
今年はコロナウィルスの影響でマスクをしているので、
湿度が高いのは堪えますね。
さて、一昨日は部分日食でした。
この梅雨時期なので見られないと思っていましたが、
無事に観測することができました。
みなさんも観ましたか?
日食は、太陽-月-地球が一直線上に並ぶときに、
月の影に太陽が隠れることで起こる現象です。
↑日食が起きるときのモデル図です。
こう見ると、日食は新月の時にいつでも起こると思うでしょうが、
月の通り道である白道が、太陽の通り道である黄道に対して約5°傾いているために、
白道と黄道の交点付近で新月にならないと、太陽と月とが重ならないので、
日食はなかなか見ることができません。
次に日本付近で日食が起こるのは2023年4月の小笠原付近で見られる部分日食。
これは緯度の低い沖縄や小笠原諸島に限られるようです。
全国的に日食が観測できるのは2030年6月の部分日食なので10年後になります。
皆既日食になると2035年9月ですから、ずい分と先の話になりますね。
ちなみに一昨日は夏至でもありました。
夏至と日食が重なるのは何でも372年ぶりだそうです。
夏至と日食が重なると何かよい点があるかと調べてみましたが、
昼の時間が長い以外に見つけることができませんでした。
確かに、一昨日の日食は食の最大が夕方の5時過ぎだったので、
これが日没の早い時期だったらいいところで太陽が沈んでいたかもしれません。
そういう意味では夏至でよかったです。