今日は震災から23年たつという。
私もこの日は忘れられない日。
その頃の私は、まだ結婚していなくて、
実家の仕事を手伝いながら過ごしていた
毎日が、不満だらけで、いやでいやで仕方なくて、
しかし、ありがたいことに、
今の主人と出会っていたから、
このころには、死にたいとかは思わなくなっていたけれど。
震災の前夜、私は出張のため中国道を北陸へ向かって姉と車を走らせていて、
運転の上手な運動神経の良い姉が
ハンドルを握っていたのだけれど、
道が混むので、私たちは、いつも夜中に高速道路を走って
トラックの混雑の中、眠気と闘いながら、車を走らせていて、
『三宮へ入らないと、次までガソリンが持たないわ~』と姉が言って、
なぜか、運転上手の姉が、この日は急いでいて
トラックの陰に隠れたパーキングを見落として、
『しまった!!!!パーキングの入り口が過ぎた。。。。。』
いつもの姉らしくない運転ミス。
本当は、違反なのだけれど、出口から、バックして
給油した。
『ど~したんかね~?あわてたな~、見落とすなんて。。。。。』
と言いながら、給油の後北陸へはしった。
そして、金沢の家に到着して、荷物を降ろし、
いつも寝る部屋にお布団を引いているときに、
姉が、『シャンデリアの場所は、落ちてきたらいけないから、
避けて、お布団ひいて。。。』と言ったので、『うん。』と笑いながら私はお布団をひいた。
到着して、布団に入ったのは多分朝の3時過ぎだったと思う。
朝、5時すぎに電話が鳴り響いて。
『あんたたち、到着してる?』と言う声で起こされた。
『テレビつけて。すごい地震よ』と家族からの電話。
眠い目をこすりながら。ねぼけたままテレビをつけたら
昨夜、姉とガソリンを給油した、パーキングも通過した
エリアが倒壊していて。。。。。
このとき、『あ~、お姉ちゃんには何らかの予感があったのだな。』だから
日頃になく、慌てた運転をしていたんだ。と思った。
そして、九州へ戻れるのだろうか?
(地震で九州に戻れなかったら、今の主人ともう会えないのか?)
後悔しないように、九州に戻ったら、みんなが反対しても
早く、結婚しよう。
もう二度と会えないとか、結婚できないとか後悔する前に。
彼と一緒に過ごしたいと思ったのを思い出す。
この時から、私は、今日一日を大切に、後悔しない一日を送ることを決めた。
なんだか、主人との話になってしまったけれど、
伝えたいことは『今日を大切に、感謝して、後悔しないように生きる』ということ。
いまなお、日本中が、震災に悲しみ、癒されず、
人生が大きく変わってしまった人も多いと思う。
どうぞ、みなさん、今日を大切に後悔しないようにお過ごしください。
それがいま生きている人の責任だと思うから。
この先も、被災された方々へ、何らかの応援をしていきたいと今日改めて思う私。
今ある命に感謝をします。