二人の姉弟の旅。ドイツ行き🚃父に会うための旅。けなげな後ろ姿。叙情的な音楽。二人にとってママは現実か…。国境の川。カモメ男に別れを告げる。二人は列車に乗り込んだ。「乗っちゃった」幼いながらに運命を知る。会ったこともないお父さんに会うための旅。憧れ、想いが溢れ出す。タターン。タターン。詩的表現。列車が走る。二人は切符も持たず乗り込む🚃叔父が言う。二人は私生児だと…。父はいないと…。警察署。雪が降ってくる。大人たちの時が止まる。二人はまた走り出す。「木の葉のような旅をしています」セリフに魅了される。
突然、馬が街の中を引きずられて来る。説明などいらぬ。これは寓話の世界だ。旅芸人のバスに拾われる。Гお金はないけど、お腹がすいた」「なかったら稼ぐんだ」セリフが生きる。塵の中に一枚のフィルムを拾う🎬何も写っていない。「よく見てごらん」「何も」「見えない?」「霧の向こう、遠くに木が一本」「ちょうだい」「いいとも」少年の手にフィルム🎬彼の未来か…。雨の中の二人。ダンプに拾われる🚚「どこへ?」「もっと先」
小さな姉は男に犯される。鮮血。二人の旅は続く。何処へ行くのか?父はいるのか?夢の中では近いと…。手を伸ばせば届く位だと…。
フィルムの中に彼の夢がある。未来がある。旅の中で姉は少しずつ、女になっていく。弟は少しずつ大人になっていく。重工業の煙。お化けクレーンが立ち塞がる。検問所😱若者のバイクが二人を救う。離陸。海にたどり着く。小さい姉が恋を知る💓若者はそれを知っていた。朝、海の中から巨大な手。映画の空想が溢れる🎬奇跡を見た大人たちはまた立ち止まる。右手が空に運ばれて行く。人差し指は無い。青年には秘密が会った。だからベッドにはいなかった…。別れは必ずくる。国境まで行くのにお金が足りなかった。「385ドラクマくれない?」兵士は小さな姉を抱けなかった。また二人は走り出す。初めて切符を買って列車に乗る。ドイツ行きの列車🚃父がいるであろうドイツ。父に会うために国境を侵す。闇の中ボートに乗る二人。
「ドイツに着いたよ」少年は成長していた。「初めに混沌があった」「それから光が来た」霧の中、丘の上、一本の木。二人がゆっくり歩き出す。そして走り出す。フィルムの中に見た一本の木。父に向かって…。憧れに向かって…。
何とも美しい寓話の世界。この映画の中に映し描かれた世界こそが奇跡だ。無量🎬