昨日は遅くまでWBCを見ていました。あの緊張の中、よくあのようなプレーが出来るもんだと思います。選手らのこだわりが見えてきました。
たまにスポ少の子に個人練習をせがまれます。時間を割いて付き合ったものでした。この子なんてチャンピオン街道まっしぐら。どんだけこうして教えてきたか。たぶん今の子らで終了です。イツキで最後かな。小生夫婦もよく頑張ったものです。
奥の子は秋田県高校チャンピオンになりました。インターハイでも活躍しました。中学時代は小生夫婦の車に1人載せて青森山田高校の練習場に連れて行きました。中国人の選手やコーチの中で練習しました。頭のいい子でした。この2人は看護師になったと聞きました。気持ちの強い子らです。
一発で仕留めます。低い姿勢でバックのスペースに踏み込み左足でブレーキ。右足の底をみせて床を蹴ります。ストレートに振り抜きます。
いつもこの形を指導しています。
昨日の練習では、課題の一発で抜くドライブとサーブ練習をしました。一発で抜くドライブは雑になる傾向にあるので何回も言って指導します。2時間みっちり声を出して指導してます。ノーマスク派なので顔の表情と聞こえるように声を出します。褒めることもたまに挟みます。これからも一発で抜くドライブとサーブ練習を重点的にやります。
しかし、3人とも上手くなったものです。十分上手くなりましたが、もうちょいです。薄皮一枚。自分の卓球が確立できるまで。練習しかありません。
こだわることは重要です。自分の卓球はこれだと言える技を磨きます。それを子供らにいろいろやらせ選択させています。自分が好きな、こだわりたい卓球を選択していけるように、いろいろな技を教えています。ミスが多く見込め無さそうな技は切り捨てるよう話しています。得意技を磨かせています。だいぶ見えてきました。小生が褒めることが「こだわりの技」ということになります。褒められると、自分のこの技が褒められるんだなと磨きをかけて「こだわりの技」になっていきます。
教える側にもこだわりがあります。教える順序、こだわりのある打ち方、練習場の雰囲気、やる気の持たせ方など何年も同じ方法です。
こだわりのない指導では、行き当たりばったりで、子供らにどういう卓球をさせたいのかわからないし、何が上手くなったのかもわかりません。コーチの意志が子供らに伝わりません。お父さんお母さんがコーチ、なんちゃってコーチ、卓球は強いが指導の仕方が備わっていないコーチ、スパルタコーチ、理論・理想主義コーチ、これらでは子供らの卓球を殺してしまいます。やる気を奪ってしまいます。
どう指導していくか深謀遠慮し、自分がどうしたいのか、1年~3年計画、20人子供がいたら20人の目標と20通りの指導方法を練らなければなりません。最初はみんな同じく教えて、そのうち1人1人方向性が見えてきます。全県優勝を狙える子、地区大会でベスト8を狙う子、卓球をとおして友達を作りたい子、いろいろです。それでいいと思います。子供の気持ちを一番に尊重して一緒に目標達成することが大切です。




