記念日? | おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

1年3カ月の闘病期間を含め、いつでも家族みんなで笑いながら過ごした、柴犬「わんこさん」との16年と8カ月の生活。
悲喜こもごもあったけど、トータルしてとっても幸せだった日々のおはなしです。

犬と一緒に過ごす生活って、いいね。


テーマ:

「術後5年生存してたら、この手術は成功って言われるの。でもそんなの、まだ若いおんしつさんにとっては簡単すぎるハードルだから、必ず越えられる。だからもっと高い目標を掲げよう。10年生存すること。しかも元気な状態での10年。そのためにお互い、力を尽くしましょう。」

 

術前の説明の場だったと思います。今思い返すとありがたい、励ましの気持ちのこもった言葉です。

ピリピリ緊張して、その照れ隠しに怒りを纏うのが精いっぱいだった若い私。淡々と穏やかに説明をし、荒れた態度をとる私に、時には生活指導的な役割をも果たしてくれた主治医の先生。戸惑いを隠さず、わがままを言い続ける私を叱ることもせず、ただオロオロするばかりの両親。看護士さんもその場にいたのだろうけれど、記憶から抜け落ちてしまっています。私は、ポンコツなのに生意気な困ったちゃんでした。

 

先生の腕は、確かでした。10年どころか、もう今日で術後20年になります。成功例の4倍の期間、私は元気に暮らせています。手術の傷は小さくはないですが、細かくきれいに縫合してもらっているおかげで全く目立ちません。誰にも気づかれないくらいの出来ばえだと思います。今でも定期的に検診に行きます。先生も先日、思い出話をしていました。「おんしつさんの手術の時はなぜか科内のベッドがいっぱいで、だから他科の病棟に間借りしていたんですよ。普段行かなかった病室だからかな、僕は今も覚えていますよ」などと言って。「あの病室は高台の高層階だったので、見下ろす市中の夜景がきれいでしたね」と応えれば、「窓の外のことまでは、意識が及ばなかったな」と笑っておられましたが。

私はこの20年の間に、わんこさんを迎え、その生涯を見送ることができました。たくさんの優しさに支えられた、豊かな20年でした。これからも健康記録を更新し続けたいです。

 

照れくさいけれど、きっと感謝を伝えるサプライズにはいい機会ですね。今日はケーキを買って帰ることにしましょう。幸せだった今まで20年に感謝し、これから先の20年を願うために。新たなワンコを迎えるにあたって、この先20年は元気でいる保証がなくてはいけないのですから。あれから20年経って、私はずいぶん厚かましい欲ばりになったもんですね。

 

 


人気ブログランキング

おんしつうさぎさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス