バスケット編み完成 | 山下由美子の山森(やまもり)ばなし

山下由美子の山森(やまもり)ばなし

生成りの糸を自然材料などで染めて、編み物作品を仕立てるのが大好きな筆者の日常です。
季節になると森に入り、山菜やキノコの料理人になります。

2年越しの作品が完成しました。

大作としては「ロスト イン タイム」「枯山水」に次ぐ第3作です。

バスケット編みに夢中になり、編み図や記録を残して5年。それを参考にまたいろいろ編み出したのが2022年。やりたいことを全て試した大作です



まずは果てしない今後を見越して、覚悟してスタート。

2センチ角の必要毛糸を計測して、カットしました。全部で70色以上のカット毛糸を束ねました。全て私が染めた毛糸です。


少しずつ、太っていきますが、2センチ角は遅々として進みません。
これから頑張って10段ほど進みます。娘に色選びのアドバイスをもらったのはこの段階です。
「濃いものを使うな。使ってもバランスを考えて」でした。

その後、引っ越しがあり、全く進んでいませんでした

やっと斜めに進むバスケット編みが終わりました。もっと大きくできましたが、もう限界でした。
これからは三角部分を編んで、周りを編む段階です

編み図はなく、行き当たりばったりのオリジナルです。

周りも最終章となり、ひらめいて、裏に折り込むスタイルにしました。角を作って工夫しました。

裏地のダブルガーゼをはさみこんで固定していきました。
毛布の縁のように仕上げました。

この辺の作業は楽しいです。
裏地と毛糸地のバランスが難しいです。

椅子にかけました。
フクシマが「クレーみたい」
と言ってくれました。褒め言葉です。

明日からは藍染めの計画を立てて、再び新しい作品の構想に入ります。編んだことのないものを探して〜。