日本一周の旅25日目:矢板温泉~川治温泉 | スパ☆太郎の日本一周!3000温泉の旅

日本一周の旅25日目:矢板温泉~川治温泉

本日の温泉入浴数:8湯(トータル164湯)

本日の走行距離:60キロ(トータル2358キロ)

本日のルート:矢板温泉~川治温泉(栃木県)


前日の宿であるNIKKO INN を10時にチェックアウト。

しかし、宿の女性スタッフの方とお喋りすること40分。

外国人の宿泊客が多いことや温泉情報の交換をしたり、

久しぶりに長時間、人と会話ができ、少しテンションがあがった。


お礼としてはせこいが、スパ☆太郎特製の手ぬぐいを差し上げた。

NIKKO INNの皆さん、見てますか~?

くどいようだが、本当にオススメの宿なので、サイトを覗いてみてほしい。


さて、いよいよこの日から栃木県の名温泉が集中する高原と山岳部へと

北上を開始する。


【第1湯】は、日光温泉・ほの香 (地図)

まず、源泉かけ流しとの情報のあった「春暁庭ゆりん」に向かうが、

到着した時点で、午後14時からの営業ということに気づく。

時間と休館日のチェックを怠ったのが原因だ。


肩を落として引き返す途中、

「源泉かけ流し」「日帰り」の文字の入った幟を発見。

迷わず、車を滑り込ませる。


近くのペンションが経営する施設の施設のようで、

小さな湯小屋の入口に自動券売機がある。

誰もいない無人の温泉で、券売機の前の箱に券を入れて中に入る。


ほの香2


浴室は、内湯と小さな岩造りの露天風呂。

両方ともこじんまりとしているが、うれしいことに湯船から

温泉がオーバーフローしていく。

幟にあったとおり、100%源泉かけ流しだ。


ほの香


体を沈めると、湯が大量にあふれ出す。

カ・イ・カ・ン。

小さい湯船であるほど、あふれる湯量が多いので、

空いていれば小さい湯船も大歓迎だ。


泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉で、

肌が包み込まれるようなやさしい湯。


まったくノーマークだった温泉だっただけに、

思わぬ発見に、とても得した気分。


【第2湯】は、長久温泉 (地図)

ガイド本には、「循環湯」という情報が載っていたのだが、

看板に「加仁湯の姉妹館」という文字が躍っていたので、

急きょ訪問することに決めた。


加仁湯といえば、奥鬼怒温泉にある露天風呂が有名な秘湯だ。

加仁湯の姉妹館ということは、循環といってもただの循環ではないはず、

と勝手に思ったわけだ。


長久温泉


しかし、その期待は裏切られ、よくあるタイプの循環・塩素湯。

内湯と露天風呂は、とても大きく開放感はあるが、

塩素の匂いが気になって仕方がない。

そそくさと退散した。


【第3湯】は、前日光温泉・川霧の湯 (地図)

またもや、やってしまった。

「東照温泉」というかけ流しの湯に向かったのだが、休館日。

本日2度目の失態である。


「これで1日8湯はむずかしくなった」と思いながら、

車を流していると、またもや「日帰り入浴」「源泉そのまんま」という

看板が目に入る。

その案内に従って進むと、すぐに到着。

旅館に併設する露天風呂に入浴することができる。


川霧の湯


この露天風呂が絶景。

河岸の絶壁の上に湯船があり、鬼怒川の流れと男体山を

一望できる絶好のロケーションなのだ。


無色透明のアルカリ性単純温泉は、素直なクセのない湯だが、

湯口に近づいて匂いを嗅ぐと、はっきりとして硫黄臭を感じ取れる。

泉質は単純温泉だが、硫化水素イオンが288mg含まれているからだろう。

100%源泉かけ流しの証拠だ。


ここもノーマークの湯だったので、うれしい発見だった。

有名な温泉に入るのもいいが、あまり知られていない湯を見つけて、

入浴する喜びも格別のものだ。


【第4湯】は、かご岩温泉・観音露天風呂 (地図)

川霧の湯から車で5分と離れていない「かご岩温泉」も

鬼怒川を望める露天風呂が売りである。


観音露天風呂


しかし、川の水量が少ないのと、川とほぼ同じ高さにあるので、

露天風呂からは、河岸の石しか見ることができない。

それでも開放感はあるが。


しかし、湯は循環しているので個性を失っている。

pH10.1は強アルカリ性なので、肌がかなりスベスベするはずだが、

驚くほどのスベスベ感はなかった。

湯質の面では、残念な温泉であった。


【第5湯】は、鬼怒川温泉・鬼怒川公園岩風呂 (地図)

いよいよ栃木県一の温泉街を誇る鬼怒川温泉に突入。

高台にある公園に併設する日帰り施設で、

内湯2つ、露天岩風呂1つと、キャパシティがあり、入浴客も多いが、

残念ながら、循環・塩素湯であった。


鬼怒川公園岩風呂


ガイド本には、かけ流しという情報もあったのだが、

方針変更してしまったのだろうか。

ガイド本を鵜呑みにしてはいけないと痛感。


ただ、公園内の満開の桜が、悲しい気持ちを和らげてくれた。


【第6湯】は、鬼怒川温泉・元湯星のや (地図)

鬼怒川温泉は、大型の旅館が居並び、集客力もあるが、

その分、温泉の質は犠牲にされてきた歴史がある。

つまり、源泉かけ流しの温泉が極端に少なく、ほとんどが循環湯だ。


「やはり鬼怒川でかけ流しの湯に入るのは困難か」と思っていたら、

「元湯」の文字が看板にあるのを発見。

「元湯」と付く旅館に失敗はあまりないというのが、温泉界の定説。

建物がいい感じに古びているのも、期待をもたせる。


飛び込みで入口に向かうが、自動ドアが開かない・・・。

手で開けると動いたので、ひるまず突入。

すると、奥から女将さんが現われ、

「旅館は休みですが、温泉だけならいいですよ」とのこと。

何でもチャレンジしてみなければわからない。


当然、温泉は貸し切り。

「貸し切りなので、ゆっくりしてください」と

女将さんもうれしいこといってくださる。


先に分析書を確認すると、高温のため5~15%の加水はしているが、

循環も、加温も、塩素殺菌もない。

当たりだ!


元湯星のや


15人くらいが入れる内湯からは、美しい湯紋を描きながら、

源泉がかけ流し。

透明な湯には白い湯の花も舞う本格派だ。

鬼怒川温泉で、こんな上質な湯に浸かれるとは奇跡といってもよい。


泉質はアルカリ性単純温泉で、とてもやわらかいが、

泉温が高いので、芯からポカポカになり、汗が噴き出す。

「正真正銘の鬼怒川の湯」を体に刻みこんだ。


【第7湯】は、川治温泉・薬師の湯 (地図)

川治温泉は、鬼怒川をさらに遡ったところにある鄙びた温泉街。

全旅館で2400名を収容できるそうだが、観光客もあまり見かけず、

ひっそりと静かな雰囲気。


その温泉街の中心部にあるのが、共同湯の薬師の湯。

川沿いにあり、そこからは鬼怒川の流れや大きな橋を望める。

川風も気持ちがよい。


薬師の湯

薬師の湯2


女性専用の湯船と混浴の湯船に分かれているが、

混浴は実質上は男湯となっている。

2つの湯船があるが、川にせり出しているほうは湯が張られていなかった。


岩造りの湯船は、岩山をくりぬいた形になっており、洞窟風。

以前は対岸のホテルから丸見えだったが、

木製の目隠しが設けられていた。


泉質は単純温泉で、無色透明感の澄んだ湯。

加温のみの源泉かけ流しだ。

ちょっとぬるめの湯なので、長湯に向いていそうだ。

個性は少ないが、不思議とさっぱりしていて存在感がある。


地元のおじいちゃんと孫が一緒に入浴していたりと、

近くの住民に愛されている、

ほのぼのとした共同浴場の風景を垣間見ることができる。


【第8湯】は、川治温泉・山味亭こうわ (地図)

この日の宿湯。

温泉街の上流にある和風の温泉宿。


山味亭こうわ


薬師の湯とは異なり、源泉温度が47.8℃あり、

アツアツの湯がタイル張りの湯船に注がれている。

100%源泉かけ流しと思われる。


これまで薬師の湯しか入ったことがなかったので、

「川治温泉といえばぬる湯」というイメージだったのだが、

それは正しくなかったようだ。

川治温泉からは、いたるところから源泉が自噴しているようなので、

各旅館の湯比べをしてみるのも一興かもしれない。


昨日は4日ぶりに1日8湯の目標を達成。

スタートで出遅れたり、休館日のチェックを忘れたわりには、

うまく回ることができた。

偶然、温泉施設を見つけたりと、運に恵まれたからこその結果だと思う。

ラッキーな1日だった。


今日は、早起きして、奥鬼怒温泉郷を攻める予定だ。

ここには、2時間ほど山道を歩かなければ到着できないので、

雨が降り出す前に、湯めぐりをする計画だ。

往復4時間の山道・・・体力がもつかどうかがちょっと不安・・・。