【都市間バス ドリーミントオホーツク号一部の便の再開 3月21日〜 と乗務員不足の現状】
北見・網走⇄札幌を結ぶドリーミントオホーツク号。一部の便が再開されるリリースを北海道北見バスからいただきました。


都市間バスはJRともに北見と札幌を結ぶ重要な交通インフラです。

なぜ、北見・網走から札幌行きの午後便がまとめて運休が続くのか?
という同社への声を聞きますが、これにはまず他2社(網走バス、北海道中央バス)との共同運行であるという事情があります。

札幌発の午前便は中央バス運行が占めています。これらのバスが午後に北見・網走に到着し、こんどは札幌に向けて折り返し走るのですが、まず中央バスの乗務員(運転手)不足が顕著であり運休になるという事情です。

中央バスの場合、札幌など人口集中地の路線バスをまず維持しなくてはならず、都市間バスではドル箱路線とはいえ、北見・網走方面への運行に支障が出ているのです。

北海道北見バスは、なんとか都市間路線を守ろうとやり繰りしていますが、これもいわゆるカッツカツ状態。
当然ですが、利用者の多い季節の増発に限りが出てくることもあります。

このままいけば、都市間バスのダイヤ維持はもちろん、北見市内の路線バスダイヤにも影響を及ぼす危機的状況なのです。

こういった状況は、バス乗務員の過労にもつながるため、安全面のみならず、ただでさえ乗務員確保に苦心しているなか、離職者が増える可能性が出てくるのです。

そのため、わたしの会派、浦西孝浩議員がこの現状を紹介、総合的なバス支援だけではなく、運転手確保対策を単独で行うべきと代表質問で市長に質しました。

バスのサービス向上など、さまざまな市民のみなさんの要望があることも承知していますが、乗務員不足の解決は、住民の足を守るため喫緊の課題です。
公共交通をライフワークとするわたしも継続して取り組んでいきます。

そして、みなさん、守るためにも公共交通を利用しましょう。