【生理の貧困 女性サポート事業の活用 予算審査特別委員会1日目】
(3月17日)市議会は予算審査特別委員会。北見市は今年度から国の「女性のためのつながりサポート事業」を実施。令和5年度も行われます。
事業を簡単に説明すると、コロナ禍において経済的に孤立、孤独の状況にある女性への相談支援。
事業目的は不特定多数に生理用品を無償提供するものではありません。
ですが、女性が、市や市が委託したNPO法人において相談を受けた際に生理用品をお渡しすることもできます。
市は、生理用品の配布を広く考えようにもその財源をどうするかという現実に直面します。
そこでわたしは、予算委員会でまずこう問いました。
① サポート事業の概要をあらためて説明してほしい。
② 事業は生理用品を不特定に配布することが目的ではないことは承知している。一方で女性が相談を受ければ配布することもできる仕組み。どう運用しているのか。
③ この事業の本年度予算のなかで、生理用品の数はいくつ見込んでいるのか。
市の答弁を得た中で、再度質問。
④ ならば、市役所本庁舎の女性トイレに限定し、一ヶ所からでもいいから、女性相談事業への案内もつけて、相談を受けたら受け取れるではなく「誰の目も気にせず」に受け取れるようなカタチをつくるべきだ。
「生理の貧困」を本会議で質問した 田村としえ議員も「ぜひ、置いてほしい」と挙手の上、市に対し意見。
桜井ゆみこ議員からも「そうだ!」との声。
市の答弁は「施設管理をする部署と協議をする」との内容。
ぜひ、あらゆる知恵を絞って進めていただきたい。
この予算第二特別委には、田村としえ、合田えつこ、桜井ゆみこさんの3名の女性議員がいます。全員、この問題について本会議で質問され、きっとこのことについて予算委でも挙手されるだろうと、わたしは一瞬、質問することを躊躇しました。
しかし、この問題は女性の課題として、女性議員だけが発言することで終わってはならない「社会問題」です。
男性議員も、もっと積極的に関与しなくてはなりません。
委員会散会後、担当する市の課長と打ち合わせ。施設管理部門などは理解するかどうか。わたしの提起に理解を示してくれる前向きな課長の仕事を、議員としてどう後方から手助けできるか。
市民女性のだれかが、結果、恩恵を受けるとするならば、市の職員へのサポートも議員の仕事のひとつだと考えています。
その後、おなじ会派の長南幸子議員(第一委員会所属)と学校における生理用品について打ち合わせ。