放送作家の小野高義です

注目された大谷選手の会見が行われました

水原氏ではない通訳と

ジョーケリー投手、エンリケヘルナンデス選手といった同僚も

会見に同席しました

ケリー投手といえば、大谷投手に背番号17を譲ったあの選手

ヘルナンデス選手は「ラテン系の視聴者の通訳に来た」とジョークを飛ばしていましたが

会見を静かに見守っていました

アメリカの闘う男たちの絆が映画みたいでカッコよかったです

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質疑応答こそなかったものの

形式どおりになにかを読み上げるというのではなく

しっかりと自分の言葉で事の経緯を話していました

自分は賭博に関わったこともないし、依頼したこともない

水原氏に借金の返済を頼まれたこともないし肩代わりしたこともない

水原氏が口座に勝手にアクセスして違法ブックメーカーに送金していた

初めて知ったのは韓国での開幕戦第一戦が終わった後のミーティング

その後に水原氏からホテルで送金の事実について聞いた

という内容は

事前に思っていた以上に

「そこまで話すか」

という突っ込んだ内容だった

と個人的には思いました

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どうやって他人である水原氏が口座にログインして送金することが出来たのか

何故大谷選手は450万ドルもの大金がなくなったのか

という点に言及がなく疑問が残ったままで釈然としない

とかいう米メディアもありますが

勝手にログインされたんだから

手口なんか本人がわかるわけないし

口座の金額なんかもともと気にしないし

総額6億円7億円とはいえ

8回くらいに分けで何千万円か単位で目減りしていく口座なんか

なんかの経費や雑費や税金かな

そういえばボランティアとか募金に使ったっけな

(全国の小学校に送ったグローブは全部で6億円くらいするし)

と思うくらいでしょう

そんなことを「私はお金持ちなので気づきませんでした」

みたいな鼻持ちならないこと記者会見で言わないでしょ

って感じだと思います

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今回の会見で

「嘘をつかれた」

という言葉を

大谷選手は

何度も口にしました

今回の会見で

大谷選手は

真摯なまなざしと情熱はあるが冷静な語り口が印象的で

欧米人には伝わらなかっただろうな

と思ったのは

大谷選手

めちゃくちゃ怒ってブチ切れてる

ということです

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今回の会見は

自分の言葉で話しているので

その言葉の端々には

個人の感情も入り込む余地があります

「嘘をつかれた」

という言葉を繰り返したこと

そして

その言葉を発した時の抑揚、わずかな語気の強さに

ぼくは強い怒りの感情があると感じました

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極めて日本人的な感覚ですが

「この人に嘘をつかれた」

と

名指しで言うことは

よほどの確信があって

なおかつ、わざわざ言葉に出して言うほど

「怒っている」時だと思います

逆に言えば

確信もなくそんなことを言うのは

その人に対する最大の侮辱になってしまうからです

ましてや

それまで

家族以上に世話になった人に対して

「嘘をつかれた」

と世界が見つめる会見で

何度も口にするというのは

よほどの怒りの感情がなければ

ありえないことです

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そうした日本人的な感情の読み取り方をしてもらえれば

送金方法はどうだの

なんで残高に気がつかなかったのか

なんてことはどうでもよくて

ただ

大谷選手が信頼していた人に

大金を勝手に送金されるという嘘をつかれた

ということだったのだ

ということがわかるんじゃないかな

と思います

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした

記者会見見て、大谷選手が水原氏に対して相当ブチ切れていたんだなと思った