かなり昔から横浜は関内の尾上町交差点の近くに札幌ラーメンの『味の時計台』
と云うお店がありました。
横浜の中心部に何でそんな札幌ラーメン店があるのかとお思いでしょうが。
昔(1970年代)の横浜には横浜家系なんてまだなくて、イワユル昔ながらの中華そばか、中華料理店の五目そばとかそう云うのか、後は札幌ラーメンのチェーン店しかなかったのです。
横浜市内のあちこちに『どさんこ』があって(今もある)。
横浜西口ジョイナスに『元祖札幌や』があって(もうない)。
あと西口には『マリモ』もあります(あります)。
札幌ラーメンブームがあったのです、多分1970年代に。
なのでワタシと同時期くらいの昭和生まれの横浜民は札幌ラーメンに深く馴染みがあるはずです。
1980年代頭にはニュータンタンとか横浜タンタンとかはありました。
家系ラーメンが横浜を席巻しだしたのはもう少し後です。
そんな『味の時計台』が今年初めに閉店して、その場所に最近勢力を増している『田所商店』が入っておりました。
ああこれも世の趨勢なのだなと得心しておりました。
ところが。
元の店舗から数ブロック先に『味の時計台 横浜関内店』が復活しておったのです。
以前とは経営母体も変わってしまったようですが、そのしぶとさに心惹かれて入店。
以前の店舗には多分1990年代半ばくらいに伺っているはずです。
ですので30年ぶりの味の時計台。
カモンレッツゴー味の時計台。
バターコーンラーメン味噌!
味噌バターコーンラーメンではありません。
メニュー表記は味噌ラーメン、醤油ラーメンなどあって。
バターコーンラーメンがあるんです。
その味を味噌醤油塩などから選ぶ形式です。
なので正式名称はバターコーンラーメン味噌です。
そうじゃないですか。
それで良いんですよね。
どうなんですか。
味噌バターコーンラーメンの方が云いやすいか。
じゃあそうしましょう。
味噌バターコーンラーメン!
イタダキマス。
ウマウマウー!
ウマウマウー!
何だか馴染みがあるんだよなー。
ちょっと太めの麺の感じ。
ライトなスープの感じも。
家系のスープの濃厚さに比べたらもう全然軽い。
でもこれが。
これこそが。
自分のラーメンの原風景の一つに近いもの。
昭和にワープだ。
ヒジョーにウマイ。
味の時計台ブラボー。
ウマウマウー!
ちゃんとコーンを掬う用の穴あきレンゲが用意されております。
なくてはならないものです。
ありがとうございます。
最後はこれで延々と最後の一粒までスープ中のコーンを捜索します。
大事なことです。
コーンブラボー。
ウマウマウー!
バターの風味がポップ。
味噌ラーメンにバター入れた人、天才ね。
ちなみにチャーシューもウマイ。
そして麺はかなり好み。
久しぶりに入って食べて、懐かしいけれど新しい。
スキスキスー。
味噌バターコーンラーメンブラボー。
新境地なのかも知れません。
他のメニューも食べてみたくなりました。
なのでまた近々伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!
味の時計台 横浜関内店
神奈川県横浜市中区相生町4-69-6 藤井ビル1F
11:00〜15:00
17:00〜23:30
無休