【音楽劇『ライムライト』稽古初日!】 | 人間の大野裕之

人間の大野裕之

映画『ミュジコフィリア』『葬式の名人』『太秦ライムライト』脚本・プロデューサー
『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 サントリー学芸賞受賞
日本チャップリン協会会長/劇団とっても便利

【音楽劇『ライムライト』稽古初日!】
先日、帝劇の地下にて音楽劇『ライムライト』の稽古初日+関係者顔寄せがありました。演出の荻田浩一さんをはじめスタッフのみなさん、石丸幹二さんをはじめ出演者のみなさんが勢揃い。仁平プロデューサーの司会で顔寄せ。そうそうたる面々の前でぼくも挨拶せなあかんと緊張していたら、突如、音楽の荻野清子さんが「ハッピーバースデー」を演奏。吉野圭吾さんのお誕生日、荻田さんも近いとのことで、サプライズお祝い!一気に場が和んだのでした。
『ライムライト』をライフワークとおっしゃる石丸さんをはじめ、吉野さん、植本純米さん、保坂知寿さん、佐藤洋介さん、舞城のどかさんの、初演メンバーと再会を喜び合いました。また、今回新たにテリー役実咲凜音さん、ネヴィル役矢崎 広さんもご参加。新しい『ライムライト』がこうしてスタートしました。

 4年前の初演は、チャップリンの傑作『ライムライト』の世界初の舞台化でした。なぜあの傑作映画を舞台化するのか、その答えを求めてもがき苦しみながら書き、執筆中は著しく体調を崩しました(原因不明の咳が止まらなかった)。
その後、スタッフ・俳優のおかげで、幕があいて大ヒットを記録し大好評を博したことで、この再演が決定しました。しかもチャップリン生誕130年の記念の年に再演されますことは、本当にこの上ないことです。
 この度も大変光栄なことに脚本・作詞・訳詞として参加させていただき、脚本も手直しいたしました。より心を打つ、残酷なまでに美しい愛の物語になると思います。
 顔寄せのあと、ざっと本読みから始まりました。稽古初日とは思えない、『ライムライト』の世界が情感たっぷりに稽古場に広がり、本当に感動しました。
 公演は、
 4/9〜24の東京・シアタークリエを皮切りに
 4/27〜29大阪・シアタードラマシティ
 そのあと、久留米と名古屋で上演されます。
 ぜひみなさまおいでくださいませ。

*写真は、サプライズバースデーの記念写真。脚本なので、稽古中はとくに用事はないのですが、演出の荻田先生となにやら打ち合わせをしているフリをしているヤラセ写真です笑。