<青天の霹靂Part2>②手術前日 | 青天の霹靂 がん日誌 10年目

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2014年12月まさかの肺がん EGFR ステージⅣ宣告。
何だかんだで10年生突入です。
なお、アメンバー申請はブログをされている方以外はメッセージを添えてお願いします。

 

皆さんこんにちは。

 

 

青天の霹靂Part2 舌がんの記録②です。

 

 

舌がん宣告を昨年末に受けて1/29に手術を受けました。病院には宣告から手術まで1か月強という早さで対応していただき大感謝です。


 

 

手術内容は「舌切除+遊離皮弁による再建術(移植)+頸部右リンパ廓清」。簡単に言うと舌のがん周囲1cmくらいを切除して、切除した跡に太ももから筋肉を移植。プラス転移の認められた頸部リンパ組織も摘出、というものです。事前の説明では舌は半分弱位切除とのこと。再発率が高いこのがん種なので中途半端は禁物とのことでした。又部位が舌の奥の喉元付近なので口の正面からだと届かないので首側面を切って、舌を外に引っ張り出し、施術をするとのこと。考えるだけで恐ろしい💦

 

 

 

事前に手術の説明は何回か聞き、「大変な手術」であることは認識しましたがどう大変なのか、具体的にイメージできませんでした。というか、Youtubeで情報収集していたのですが次第に恐怖心が増大してきてビビりな私としては結局、調べることを途中でやめてしまいました。どのみち手術は避けられないし、色々想像してもキリがないので考えるのはやめよう!! と思い、全て受け入れることにしました。もう、待ったなし、やるっきゃないのですから💦 

 

 

 

というわけで手術前日。

術後のリハビリについて言語聴覚士さん、栄養士さんがあいさつにきて緊張度が高まります。

又、頭頸部外科の同部屋の方が言っていたことで、病院食に対して「もう食べるのに疲れて楽しみなんか無く、苦痛しかない」と呟いていたのが印象的でしたがこれも耳を塞ぐことにし、眠剤飲んでサクッと寝てしまいました。今後、後遺症として予想される言語障害、嚥下障害、色々ありそうですが今は考えないようにして、目の前の手術に集中しようと思いました。

 

 

尚、手術時間は8時間位、ICU3日間の後、病棟に戻り、トータル3週間位の入院とのことでした。

それにしてもICUで過ごすための準備が面倒でした。備品にすべて名前を書かなければならなく、ティッシュの箱、眼鏡にも名前シールを貼らされました。又、自分としては暑がりなので小さい扇風機を持ち込みたかったのですが、あえなく却下されました。ICUは病棟ではない、とのことで・・・。(そりゃそうだ。。。)

そしてこの却下が後々大変なことになるとはその時は思ってもみませんでした・・・。

 

 

そして当日朝、9:00に看護師が迎えに来たので覚悟を決め、手術フロアに向かいました。

看護師に「舌癌の再建手術はこの病院では手慣れたものですよね?」と緊張のあまり意味不明なことを聞いたら「ふーやんさん、この手術はこの病院でも大手術にあたります。そうそう行われる手術ではないです。」

とピシャリ、言われました。💦自分としては手術はリスクは少なく、難易度も問題ない、と安心のための一言を求めていたのかもしれません。そして手術フロアにつくとそこには老若男女、10人以上の患者さんでごったがえっていました。目  これから各自、各手術室にわかれて一斉に手術がスタートされるとのことでした。

 

 

 

おしまい(続く)