おはようございます。
時々、☎️問い合わせがあるのが
「自然な治療をしていますか?」
です。
「自然」をどう捉えているか、
によります。
当院の見解としては…
(全ての歯科医院に当てはまらないと思います)
「虫歯の治療が必要になった段階で、
自然はない」と思っております![]()
…怒らないで…。理由はこちら↓
連絡をくださった方に聞いてみると、
「金属を使ってない」が自然なこともあれば、
「フッ化物を使っていない」
が自然なこともあれば、
「歯を削らない」が自然ということも。
もちろん、大前提として、
歯は
「削りたくないし、
抜きたくない」
だけど、
虫歯で穴があいてしまったら、自然には治らない。
そう、皮膚の傷のようには治らない。
虫歯の治療は傷を治しているわけでなく、
いかに絆創膏をきれいに貼るか、
というイメージです。
虫歯をとって、
別のものでつめたり、被せたり。
保険治療では、治療の材料として何を使うか
決められています。
昔に比べて選択肢は増えましたが。
歯科は実は外科です。
歯を削るって外科です。
抜歯だけが外科ではない。
自然が、天然のもの、自分の身体のもの、
であるとすれば、
虫歯治療が必要になった時点で、
残念ながら自然はないと考えます。
なので、治療をどうするかもとても大切ですが、
治療にならないようにどうするか、
の方が大切です。
虫歯の原因となる細菌もわかっていますが、
まだまだ見つかってない菌もいるでしょう。
腸にいい乳酸菌も歯にとっては
虫歯を劇的に進ませてしまうものもあります。
もちろん、歯ブラシなどの口腔ケアも大事。
でも歯ブラシをしていたら虫歯を防げるかと
いえば、そうでなかったり…。
では原因菌をたたけばいいのかといえば、
人間の身体は滅菌できないので、
(人の中の菌を滅菌しようとすると、
人もしんでしまう…)
減らすことはできるけど0にはできない。
悪さをしない菌の割合を増やすことはできる
が、プロバイオティクスを飲めばいいというわけでもない。
歯も新陳代謝があるので、そこも要因の一つ。
いろんなバランスで成り立っているので、
答えは一つではないのです。
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プライス先生のこちらの本があります。
著者のプライス先生は、
約100年前のアメリカの歯科医。
その当時のアメリカの歯や身体の悪さに
衝撃を受けたこと、
ご自身の息子さんを歯の疾患が原因で亡くされたこともあり、
世界の民族の口腔内環境を、現地調査した方です。
いわゆる「未開の土地」は口腔清掃の概念がないのに、圧倒的に歯も歯並びも骨格や身体も良い。
なんで?というところが紐解かれています。
(当院の本棚にも置いております。
ただ、読むの結構大変です
)
プライス先生は姪っ子への手紙の中で、
「虫歯は病気ではなく栄養不良だ」
と書いてあります。
食生活と身体の退化。
すごい題名ですが、文化って?進化って?健康って?
というところに立ち返れます。
そして、価値観の変化をもたらすことでの
侵略の歴史も…。
食はいろんな情勢を左右するのです。
そして歴史は勝者の歴史であることも
今の時代、忘れてはいけないと思います。
本の中では、
今では倫理的に問題となる研究もあったりはしますが、100年前でよくこんな研究ができなあと思います。
健康とは、を考える時必須の本です。
例えば、甘いものがやめられない、
も実は栄養的な症状であったりします。
ちょっと話それましたが![]()
自然な治療は、自然な歯が壊れないようにするのが一番
です。
そして、治療が必要になったら、
再発しないようにどうするか、が大切。
それは歯科医と患者さんの共同作業となります^ ^

