映画「海よりもまだ深く」を見た感想 | メインクーンキャッテリー東京オノクーン

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この映画「海よりもまだ深く」を見てから1週間位経ちますが、もやもやした感じが無くなりませんでした。感想を書くほどの映画では無いとも思いましたが、やはり書く事にしました。

見終わってから、いったいこの映画は何を描きたかったのだろうか?が感想です。映画の題名はかなり重いテーマを感じさせます。もっと親子の事、離婚した夫婦の事、を描いているのか連想させますが、全然軽いです。

カンヌで映画が終わった後、7分間も拍手が鳴りやまなかったと言うのは、たちの悪い冗談だったのでは無いでしょうか?とても感動する映画では無いし、まして日本人以外では筋が分からない映画だと思います。

主人公を演じる阿部寛の演技が下手です。他の出演している役者の演技が上手い為、阿部寛の演技の下手さがかなり目に付きます。この映画の監督是枝裕和は原案、脚本もしている事が納得しました。原案も脚本もおかしいからです。

主人公の人格が決まって無いと、映画は見る気が無くなって来ます。母親思いの所を見せますが、母親が居ない所で金目の物を漁ります。何故こんなに人格が変わるの?

又、阿部寛が食事している最中に母親がシャツを着替えろと、亡くなった父親の白いシャツを膝の上に乗せます。これはあり得ないでしょう!私も家内も見ていて、それは無いだろうと思いました。外国の映画だとしたら、それ程違和感は感じないかも知れませんが、食事にしている人間の膝の上に大事にしていた白シャツを置かないでしょう!

出演俳優に感情移入を出来ない映画は見ていて、つまらないですね。
お金を払って2時間も退屈な映画を見て損しました。