ふわふわする床、放っておくと大変なことに! | 小野建築設計のブログ

ふわふわする床、放っておくと大変なことに!

皆様こんにちは、工務の河邊です。

 

先日顧客様より床を直したいとご連絡いただき、現地調査に伺いました。

築100年を迎えようかという年季の入った素敵なお家なのですが、

上がらせていただいてすぐに畳床の不自然な柔らかさを感じ、

一気に嫌な予感が脳裏をよぎりました。

部屋へ案内していただくとそこには6帖の和室の床が陥没している悲惨な光景が・・・

 

幸いご家族誰もケガはなく、むしろ誰もいない部屋からコトっと物音がしたので見に行ったらこんな事態になっていたとの事でした。

 

畳や床組を撤去し床下を確認すると、家中白蟻被害が見付かり、至急工事に入らせていただく事となりました。

お話を伺うと、十数年前から一度も白蟻点検出来ておらず、他にも家の点検は何一つ出来ていなかったそうで、まさかこんなことになっているなんて夢にも思ってもみなかったと仰っていました。

 

家は空き家にせず人が住まうことで長持ちするといいますが、それは家人が住まうことで換気や手入れを行うからこそです。

御自身で出来ない場合は知り合いの大工さんやお抱えの工務店を見付ける事で

大事になる前に発見・対処が可能ですので、何事も放っておかずに気に掛けていただくことをお勧め致します。