私がスープを教わっているフレンチのシェフと、先日お会いした山形の地産地消イタリアンの旗手 奥田氏に共通点がありました。
それは、二人とも料理の基礎を「エスコフィエ」というフランス語で書かれた料理本をひもときながら、独学で学んでいったということです。
一度、フレンチのシェフのお店で見せていただいたことがあります。
当然ながら、全てフランス語で書かれており、特に最初の方のページは、単語のほとんどに仮名がふってありました。お聞きしたところ、高校の頃に夢中になって取り組んだとのこと。
奥田シェフも高校卒業後に料理を志し、ひもといでいったそうです。
正直、普通の人にはなかなかできるものではないと思います。そのひたむきな姿勢が、やがて大輪の花を咲かすことになったのでしょう。
フレンチのシェフは、今でも色々な料理人の方々が出された本をお求めになり、自分でお試しになっています。10代の頃からの探求心を70才になった今でも持ちつつけているのです。
だからこそ、今でもファンが全国に存在し、岩手に料理を楽しみに来るのです。
先日のイタリアンの奥田さんのお話の中にも、探求心というものを強く感じました。
どうすれば、魚をもっと美味しく御提供できるか・・・・・・・凡人の自分ですが、少しでもお二人の姿勢に学んでいきたいと思います。