秀和は池田から本をたくさんもらったから、本を買う必要はなかった。
だが、110円の缶ジュースを買う金でパソコン通信が33分間できるという計算をしたのだろう。そうやって、パソコンををパソコン通信に使う時間をくれるように交渉した。秀和はノートとか鉛筆を買うぐらいのお小遣いをもらっていなかっただろう。おあばさんは1日に2時間ぐらいパソコン通信に使ってもいいと許可したようだ。それで、引きこもりが治るきっかけになったのだし。
おばさんは池田を以前から知っていたが、池田は秀和とそう慣れ慣れしてしたりはしなかった。ただ、メール交換をして、池田がチリ紙交換屋の仕事をして手にいれた本をあげたりしただけだ。
秀和の不登校のことで池田に相談していたことはおばさんと秀和にうち開けた。秀和の引きこもりが治ってからは池田は秀和と直接メール交換をして相談にのったり話を聞いたりした。おばさんもおじさんにも秀和にどう対応していいか分からなかったが、池田は秀和にいい影響を与えていると思ったので秀和がメールを使うことを悪く思わなかった。
秀和は朝早くパソコン通信をしているらしい。夕方からはおじさんがゲームに使うからだが。そして、日曜日はUFOサロンの定期OLTに参加している。
地域掲示板では「あほんだらー、バカランチ・・・」などという文で始まるメッセージが投稿されるようになるようになった。バカランチだのと呼ばれている人はお子様ランチとニックネーム登録しているようだった。その人は世界地図とニックネームをなのっている人が他の掲示板で書いたことを秋田の地域掲示板に無断掲載していた。お子様ランチと世界地図さんは喧嘩をしていたのである。だが、お子様ランチさんは敵を多く作っている人らしかった。しかし、お子様ランチさんは他の人とオフラインを行うなどしているようだった。つまりグループができていた。世界地図さんは秋田の人だったのでお子様ランチさんは秋田の地域掲示板に世界地図のメッセージを写すということをしたらしい。なにがしたいのか分からなかった。
それをロンさんが仲裁しようとした。ロンさんは身体障害があって障碍者施設に入所している人で施設からパソコン通信をしているとプロフィールに書いていた。この人はPC-VANの良心だと池田さんはもちあげたりした。