オンライン将棋教室 香のブログ

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4月10日(火) 第11期マイナビ女子オープン五番勝負第1局

4月11・12日(水・木)    第76期名人戦七番勝負第1局
4月14日(土) 第3期叡王戦決勝七番勝負第1局
4月19・20日(木・金)    第76期名人戦七番勝負第2局
4月28日(土) 第11期マイナビ女子オープン五番勝負第2局
4月28日(土) 第3期叡王戦決勝七番勝負第2局


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渡辺明棋王に永瀬拓矢七段が挑戦している第43期棋王戦五番勝負。

第3局は103手で渡辺棋王の勝ちとなりました。

シリーズ成績を2勝1敗とし、防衛まであと1勝です。

 

では、第3局を振り返りましょう。

 

第43期棋王戦五番勝負第3局-1 第3局は渡辺棋王の先手番です。

▲7六歩に△8四歩に▲2六歩を選び、第2局と同じく戦型は角換わりになりました。

現地大盤解説会の佐藤紳哉七段によると、△7三銀から繰り出していくのは永瀬七段得意の指し方とのことです。

角換わりの後手棒銀対策は、▲9六歩と銀を出させない手法が一般的。本局の渡辺棋王はあえて五段目に出させて▲8八銀で受けました。狙いについて「左辺はいったんへこんでおいて、その間に右辺で桂を跳ねて形を決めてしまう狙いでした」とブログに書かれています。

 

 

第43期棋王戦五番勝負第3局-2右桂をポンポンと5段目に飛び出し、それを△4四銀と受けたのでこう着状態になりました。変えて△2二銀の受けなら▲7七桂と左の桂馬も使って中央に殺到する狙いがあります。▲8八銀と引いて受けたので生じている筋ですね。

△2二歩も仕方ない受けで、△2三歩なら後に▲2二歩~▲5三桂成で▲5五角や▲3一角があります。

このへこみ方は後で立て直しづらいので、先手がポイントを挙げたように感じます。

 

 

第43期棋王戦五番勝負第3局-3昼休明けの一手は△7二金。飛車の横利きを止め、玉から離れるので、瞬間的には愚形です。

金の動きだけでいうと△6二金が良いのですが、感想戦コメントによると「▲8六歩△同銀▲7一角でつぶれてしまう懸念がある」とのことです。

永瀬七段はこの後△8一飛~△6二金と形を直し、次の戦いに備えました。

ちなみに、図の局面で▲3三歩をうちのソフトは指摘しており、▲銀△角桂の駒損で龍を作っていく変化が一例で先手良しというもの。ひとつ読み抜けがあると攻めが切れてしまうので、踏み込むのは勇気が要ります。

 

 

第43期棋王戦五番勝負第3局-4 お互いに陣形を整え、さてどこから攻めるか?という局面です。

渡辺棋王の手は5筋の歩に伸びました。4五の桂馬と連動して、玉頭を攻める狙いです。

一見タダですが、5三のマス目をこじ開けることがポイント。▲8六歩から銀交換をして▲9七角が、飛車取りと玉頭へ銀の打ち込みを見て厳しいという仕組みです。

前述のソフトの攻めと比べて、こちらの方が駒損なく攻めることができます。

永瀬七段は△6四歩と水面下の▲9七角に備えますが、玉頭を攻められ、辛い展開です。


 

第43期棋王戦五番勝負第3局-5 駒得した先手がやや指しやすい局面です。

ここで切り札の▲8六歩が出ました。

通常であれば、攻めの銀と守りの銀の交換は攻め有利。ゆえに守り側から交換を望むことはありません。

しかし、この場合は2九の飛が8九の桂馬にヒモをつけていることや、後手の飛車が1段目からずれた時に厳しい手が生じることなどがあり、成立しています。

図で△5五桂の攻め合いは▲5六銀△3八角▲5五銀と飛車を見切って攻め合われると玉形の差で先手が良くなります。

以下、着実にリードを広げた渡辺棋王が押し切りました。

 

棋譜コメントによると、棋王戦五番勝負の先手番が8連勝中とのこと。
次局先手番の永瀬七段にとって心強い情報です。
渡辺棋王もブログで先手番の連勝について触れられています。

戦型予想は角換わりが本命。もしかしたら渡辺棋王のゴキゲン中飛車もあるかもしれません。

 

 

第43期棋王戦五番勝負 第4局

渡辺明(わたなべ・あきら)棋王 対 永瀬拓矢(ながせ・たくや)七段

2018年3月20日(火)

<都市センターホテル>
東京都千代田区平河町2-4-1
立会:青野照市(あおの・てるいち)九段

 

棋譜中継はこちら

棋王戦中継サイト

 

大盤解説会はこちら

第43期棋王戦第4局大盤解説会のご案内(日本将棋連盟)

 

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渡辺明棋王に永瀬拓矢七段が挑戦している第43期棋王戦五番勝負。

第2局は123手で永瀬七段の勝ちとなりました。

シリーズ成績を1勝1敗とし、タイスコアに戻しました。

 

では、第2局を振り返りましょう。

 

第43期棋王戦五番勝負第2局-1 第2局は永瀬七段の先手番です。

初手▲2六歩に△8四歩▲7六歩と進み、戦型は角換わりになりました。

先手は右銀を▲3七銀~▲2六銀と棒銀のように繰り出し、後手は▲3五歩の仕掛けに備えて△4三銀と引くのが受けの形のひとつです。

金銀4枚で囲っているので、後手は攻めの糸口を探すのが大変。感想戦で渡辺棋王は△6五歩の突っかけについて「手過ぎているような気がしたが、ほかの手も難しい」とおっしゃっています。

 

 

第43期棋王戦五番勝負第2局-2渡辺棋王の攻め、永瀬七段の受け、という棋風通りの展開になりました。

大駒の利きを活かし△8六飛と走った手に対して、▲9八玉が珍しい受け方。渡辺棋王はブログで「相手の考慮中に▲98玉の可能性に気が付きました」と書かれています。

▲9八玉に変えて▲8七歩と受けるのが並の発想ですが、先手玉が角筋に入っているため△4六飛~△7六歩のような攻め筋があります。格言にも「角筋は避けよ」とあり、▲9八玉が成立したのは大きいです。
 

 

第43期棋王戦五番勝負第2局-3大駒2枚が当たりになっていた後手は、角を切り、飛車を残しました。

ここで永瀬七段が見せた歩の使い方は、ぜひ覚えておきたい手筋。
▲2四歩△同銀▲3三歩△同銀▲2五桂。
先手は3七の桂馬を使いたいけれど、2五に歩がいて跳ねられません。ゆえに▲2四歩と突き捨てます。
対して△同歩なら▲2三歩や▲2五歩で攻めが続くので、△同銀。そこで▲3三歩と叩けば2五桂と跳ねた時に当たりにすることができます。

 

 

第43期棋王戦五番勝負第2局-4 上記の手筋で右桂をさばいた永瀬七段。後手玉を薄くして、部分的にポイントを挙げています。

3三の成桂の取り方は3通りあり、本譜は△3三同玉でした。入玉を見せた指し方です。渡辺棋王は感想戦で「5四金型は角2枚で攻められると薄くて困りました」、ブログには「大駒を多く持たれると裏を取られやすくなり」と、あるように、金銀4枚の配置を気にされていたそうです。
永瀬七段は図の局面で△3三同銀を気にされていたそうで、先手も一筋縄ではいかないようです。

 

第43期棋王戦五番勝負第2局-5 前図で△3三同玉と取ったため、▲5一角と裏を取られる展開になりました。

仕方のない△4二銀に▲2五歩と踏み込んだ永瀬七段。この辺りでソフトは先手優勢を示しました。

対して△5一銀は▲2四歩と銀を取った後▲1五角の筋を見せていく手段があります。
本譜は△2五同銀でしたが、やはり▲1五角が急所のラインでした。
以下、難解な順が続きましたが、最後は駒得が活きて永瀬七段が押し切りました。
 

今シリーズ1勝1敗となり、改めての三番勝負になります。

次局は渡辺棋王の先手番ですので、戦型は矢倉か角換わりと予想します。

 

 

第43期棋王戦五番勝負 第3局

渡辺明(わたなべ・あきら)棋王 対 永瀬拓矢(ながせ・たくや)七段

2018年3月11日(日)

<新潟グランドホテル>
新潟県新潟市中央区下大川前通3ノ町2230番地
立会:屋敷伸之(やしき・のぶゆき)九段
解説:佐藤紳哉(さとう・しんや)七段
聞き手:中村桃子(なかむら・ももこ)女流初段

 

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