ある銀座の夜
18日(火)のことでございますが、銀座WINで、中田智也タンゴバンドのライブでした。
←左から。ヴァイオリン関由美さん。小さくて申し訳ないのですが、バンマス中田智也さん。ピアノ丸野綾子さん
。
→バンドネオンは、大原一駒さん。
タンゴ黄金期のプレイヤーと、若手が一緒にプレイしています。
タンゴ名曲の数々。そこに、ブギウギが一曲入って、これがとっても面白かった!
演奏も、エンターテインメント性あふれるプレイが満載です。
今回、、「ジェラシー」という曲の、どソロを弾かせていただきました。
ということで、本番前にコソ練←
いらしていたヴァイオリンの瀬尾鮎子さん (←ブログがコチラに!)が写真を撮ってくださったので、ありがたく、僭越ながら、……たまには笑、自分の写真ものっけとこう。
いっぱいのお客さんに盛大な拍手。初めてお会いした方にいただけた賛辞。
みなみなさま方、どうもありがとうございました!
百物語の国
8月16日午前1時近く。それは、真夏の暑い夜のことでございました。
怪しいお寺の本堂に集まりしは、老若男女ちょうど10人。これまた怪しいことこの上なく、その周囲には100本のろうそくが立てられ、微かな風に煽られ、怪しくゆらゆらときらめいていたのでございます。
10人は、代わる代わる話をします。一つ話が終わるごとに、一本ずつろうそくが吹き消される。
数時間が経ち、ついに100本目のろうそくを吹き消す時がきます。その瞬間、辺りは闇に包まれ……
百物語~!
たまたま帰宅してテレビをつけたら、まもなく始まりました。教育だと思っていたら、NHK総合でした。あれ?確かにチャンネル番号が3になっていたような気がするのに。……何かいたのかな~?
出演者は、講談師の一龍齋貞水さんに、加賀美幸子アナ。俳優陣から、蟹江敬三さん、小倉久寛さん、国生さゆりさん、松下由樹さん、半田健人さん、溝口琢矢さん。活動弁士の山崎バニラさん、声優の緒方恵美さん。そうそうたるメンバーです!
ドラマじゃありません。基本的に朗読するだけです。それが、凄い……
ただ朗読を映すだけだから、尚更、芸自体の凄みが伝わります。映像で驚かせることに眼目がない分、話の奥にあるものが、何だか伝わってくるみたい……
尊敬する友人からのメールに書いてあり、唸ったのは、怪談は日本の文化でなかろうか、ということでした。なるほど~
きちんと見ると、これが実によくできた話なのです。
怪談の何が怖いのか。僕の感覚ですと、そりゃもう人間が怖い!幽霊を生むのは、人が人にする卑劣な行為。なぜ、こんなヒドイことができるかと思うけれど、これがまたありそうなことばかり。理解できない、心の深遠にあるもの、それが恐ろしいのかもしれません。日本人は、有史以来、異常なほど祟りを信じているようなのに、「人間」が怖く見えるのが、興味深い。
ところが、ここまで書いていながら、物語が半分の五十も行く前に、なぜか意識不明になり……100本目のろうそくが消える瞬間など、全然見ることが出来ませんでしたとさ。
いつの間にか眠ってしまうことなんて、これまでなかったのに、なぜだろう。おそろしや、おそろしや……
京都だ(った)!富山だ(った)!
合計3年住んだ、僕の原点の一つであります。
この暑い時期に、人がいっぱいでした。
小さな街なのに、魅力がいっぱいなのです。
住んでいた頃、ほとんど自転車でしか移動しませんでした。小さいともいえますし、それ以上移動しなくても、用が足りちゃう素晴らしさ。
…そして、誰かが来てくれたときしか、観光しませんでした。いい思い出です笑
最近、左手の薬指を動かすと痛んで、
その日、家を出るその瞬間、
よし行くぞ!
と、荷物を持った瞬間、右手親指、
ぐきっっ!
……マジかい……
瞬間的に身体をよじって逃げた結果、派手に転倒したものの(何と、横に宙返り!)、京都に着くまで冷やし続けたら、演奏するには支障をきたさない程度に。
周りに、こういう突き指をやっちゃったことがある人が複数いました。まだの人もお気をつけください!
転勤族の息子で、大学以降も転々としている自分は、出身地を訊かれると、いつも非常に困るのですが、10代のほとんどを過ごした富山は、最も「ふるさと」呼ぶにふさわしい地の一つです。
自分が富山を離れる頃には、まだ緑が薄く、どこかちぐはぐな感じだったこの場所。いつの間にか緑がなじんだ風景に……
住んでいた家の庭です。
涼しい……
天気がよければ立山連峰の信じがたい姿をお目にかけられたのが、至極残念!

