それは、愛しいものを思い出す時間。
あなたの心を揺らすのは、音楽の生まれる振動。
ラテンのエレガンス、疾走する悦び。
それは、愛しいものを思い出す時間。
ロマンチックでエレガント、遊び心に満ちたサルガン。
音楽が生き物に感じるほどの、ピアソラのグルーヴ。
ラテン、スタンダード、そして自分たちの今の音楽。
このライブは、かなり前から考えていました。
これまで主宰は、『その名は、ピアソラ』という、アストル・ピアソラさんの人生を辿る物語の中で演奏を入れていく、極めて特殊な演出のものばかりやってきました。今度は、そういう意味では、ノーマルなライブ。しかし、長めのキャッチコピーもどきだけ、考えてみました(冒頭の)。やっぱり、聞いていくと、何か積み重なって感じられるような統一感と構成は、あるべきだ。その旗印みたいなものでしょうか。
その上で、明るくて、遊び心がいっぱいに詰まった、粋なオラシオ・サルガンという人のアレンジと、闘うインプロのあるラテンを中心に、ピアソラ、スタンダード(ガーシュインのサマータイムとか)、オリジナルまでやろうと考えています。
例えば、サルガンさんのこんなアレンジ。
Fuimos(Salgan y De Lio)
お洒落というか、静かというか、……何だか独特の時間が流れて、気持ちがいいのは、僕の目標とする音楽の一つです。これは、ピアノとギターのデュオなので、この曲をこのままはやれませんが、こんな感じ!
それから例えば、ジャズ・ピアニストのミシェル・カミロとフラメンコ・ギターのトマティートのやっている、超絶なこんな音楽。
Para Troilo y Salgan(Michel Camilo & Tomatito)
どうです?あ、これもヴァイオリンが入っていない

うまくいけば面白いに違いないけれど、本当にこの編成で成り立つことをやろうとしているのか、確信が持てませんでした。それで、春先から譜面を作り初め、アレンジのこと、演奏上のこと、ちょっとずつ相談してきました。
ピアノ三枝伸太郎氏、ギター大柴拓氏の、若手凄腕二人と。プロフィールにあるように、作曲だったりジャズや南米音楽だったり、マルチ・ジャンルで縦横に活躍する、才気ほとばしる二人。心の底からわくわくします!二人のオリジナルも、本当に魅力的で、ぜひ聴いていただきたく思います。
実はこの日、願いをかけると、夢が叶うという日です。我々の音楽と、ぜひ一緒に願い事をしてみませんか?
日時:
9月21日(土)
18時半開場 19時開演
場所: 江古田Buddy http://www.buddy-tokyo.com/
練馬旭丘1-77-8双葉会館B2F
西武池袋線 江古田駅 南口を出て、右側に徒歩10秒(池袋から6分)
料金: 前売2500円 当日2800円
問合せ: 03-3953-1152/buddy@abox2.so-net.ne.jp または宮越まで
黄金時代の夢の香り、来月!
黄金時代の、その時代にしかなかったであろう何か。
そういう匂いというか、空気というか、本当は言葉では表現しきれるはずもない何かって、確かに存在しているのだと、僕は思います。
タンゴの、その何かを、今も聴かせてくれる、とても数少ないプレイヤーである、中田智也(ちゃーさん)、大原一駒両氏を中心に、若手がわらわらと集まって、現状七人編成になってしまったのが、シンノンブレ。ヴァイオリンが四本もいる大編成で、今のメンバーのタンゴバンドになって、今回で4回目です。
そういう匂いというか、空気というか、本当は言葉では表現しきれるはずもない何かって、確かに存在しているのだと、僕は思います。
タンゴの、その何かを、今も聴かせてくれる、とても数少ないプレイヤーである、中田智也(ちゃーさん)、大原一駒両氏を中心に、若手がわらわらと集まって、現状七人編成になってしまったのが、シンノンブレ。ヴァイオリンが四本もいる大編成で、今のメンバーのタンゴバンドになって、今回で4回目です。
古きよきタンゴ、ピアソラ、ジャズ・スタンダードも!
バンマスのちゃーさんはジャズ・ヴァイオリニストではありませんが、ある意味ではタンゴより凄い部分があるかもしれない、いかにもスウィング・ジャズらしい芸が光ります。少なくとも僕は、聴くたびに、面白すぎてひっくり返っています。
バンマスのちゃーさんはジャズ・ヴァイオリニストではありませんが、ある意味ではタンゴより凄い部分があるかもしれない、いかにもスウィング・ジャズらしい芸が光ります。少なくとも僕は、聴くたびに、面白すぎてひっくり返っています。
これは、前にも書いていることですが、難しいことを分かりやすく、面白く、素晴らしく弾くことも、僕にとってもちろん大切なことです。しかし、すごーくシンプルなメロディーを、心に響くように演奏できることには、さらに憧れます。これが、難しい。でも実は、それが音楽家としては、根本的に大事なことかもしれないと、思っています。
そういうところを極めた、往年の名人芸。いつもお問い合わせをいただいても、脅威の1ヵ月半以上前に完売している、中田智也とシンノンブレ。ちなみに僕は、一曲だけですが、とってもかっちょ難しい(予定)のソロを弾きます。ぜひ!
日時:9/28(土) 14時開演
場所:雑司が谷 エル・チョクロ
東京都豊島区南池袋3-2-8
http://el-choclo.com/contents/?page_id=4
(東京メトロ「雑司が谷」駅 徒歩2分半)
チャージ:4000円
出演:
ヴァイオリン 中田智也/関由美/宮越建政/岩楯麻里
バンドネオン 大原一駒
ピアノ 丸野綾子
ピアノとは何か?
突然ですが、僕の学生時代、一緒に闘った(試験とか、音大生活とかを)ピアニストがいます。
卒業後、当初の予定通りウィーンに渡り、ウィーン国立音楽大学歌曲伴奏科に入っちゃって、日本で言うところの大学卒業をして、去年帰国した、井出徳彦氏のホームページができあがってきたようなので、紹介させてください。
卒業後、当初の予定通りウィーンに渡り、ウィーン国立音楽大学歌曲伴奏科に入っちゃって、日本で言うところの大学卒業をして、去年帰国した、井出徳彦氏のホームページができあがってきたようなので、紹介させてください。
http://www.klavier-begleiter.com/
ヴァイオリンなど器楽との共演も、かなり経験を積んで帰ってきていますが、本来的にはドイツリートの専門家です。
割と短い歌、でも3番とか4番まであるような曲を音楽にできてしまうピアニスト、というところに、僕は凄みを感じています。歌のメロディーはもちろん、ピアノの譜面も1番も2番も変わらないわけで、その同じ譜面を、詩や音楽的な流れの中で、毎回違って聴こえる様に弾ける、ということです。クラシックだから、ポピュラー系音楽のように、アレンジは変えていないはずなのに!
ウィーン仕込みの音色も、度肝を抜かれるほど素晴らしかったけれど、何より音楽が自由で生きている!……そんな彼と、出来れば近い将来、果し合い(コンサート)をするのが、(実は、まだ予定はないけれど)僕の楽しみの一つです。
そんな彼のホームページ。ピアノや、伴奏について書いていますので、興味がおありの方、ぜひぜひ覗いてみてください。
ヴァイオリンなど器楽との共演も、かなり経験を積んで帰ってきていますが、本来的にはドイツリートの専門家です。
割と短い歌、でも3番とか4番まであるような曲を音楽にできてしまうピアニスト、というところに、僕は凄みを感じています。歌のメロディーはもちろん、ピアノの譜面も1番も2番も変わらないわけで、その同じ譜面を、詩や音楽的な流れの中で、毎回違って聴こえる様に弾ける、ということです。クラシックだから、ポピュラー系音楽のように、アレンジは変えていないはずなのに!
ウィーン仕込みの音色も、度肝を抜かれるほど素晴らしかったけれど、何より音楽が自由で生きている!……そんな彼と、出来れば近い将来、果し合い(コンサート)をするのが、(実は、まだ予定はないけれど)僕の楽しみの一つです。
そんな彼のホームページ。ピアノや、伴奏について書いていますので、興味がおありの方、ぜひぜひ覗いてみてください。

