皆様
高倉です。いよいよ今日から新年度! 新天地で新しい生活が始まった先生、新しい子どもたちと向き合う先生、また新たな気持ちでガンバっていきましょう!
私は子どもの頃、新学期とても張り切っていたのを覚えています。新しいノートを買ってもらい、そこにペンで新しい学年と組、名前を書いて「さぁ、がんばるぞ〜!」って心の中で決意したものです。今でもそうかな。授業記録ノートを新しいものに替え「さぁ、今年も、今年こそ、子どもとより楽しい授業、実のある授業をするぞ!」と^^;
さて、16日(土)にラボラトリーの今年度1回目のオンライン講座を開催します。講師は、不肖わたくし高倉が務めさせていただきます。内容はリクエストで決める!ということになっていました。リクエストをいただいた皆様、ありがとうございました。結論から申し上げますと、「リトミック」です。リクエストいただいた内容と違う!という方、ごめんなさい。でもリクエスト全貌を網羅できるのも「リトミック」と判断させていただきました。
私は教師になって「リトミック」という固有名詞をあまり公式の場では口にしてきませんでした。公式の場で「『コカ・コーラ』が美味しいんですよ!」というと特定の会社の宣伝と捉えられてしまいかねませんね。それと同じで、「高倉が考える『体を動かす活動』はリトミックしかないんだ」と捉えられてしまうのはそれは困りものです。実際に学習指導要領で言う「体を動かす活動」はリトミックを指すものではありませんし、私もリトミック以外の考え方で授業をしている場面も多々あります。
しかしながら、私は「リトミック」を中心に学んだ経験がありまして、その考え方を多分に授業に取り入れてきました。今回の講座は、そもそも「リトミックとは何か!」、そして「リトミックの考えや手法を生かした授業とはどういうものか?」についてお話しさせていただきたいと思います。
私にとって、初のリトミックを前面に出した講座です。
ところで、「リトミック」というとどんなことを思い浮かべますか? 日本では主に幼児教育の世界で広まっている感があります。かの皇室の愛子さまも幼少の頃リトミックを習われていたというので、リトミックが流行したこともありました。
これは私見ですが、リトミックの解釈はいろいろあって、必ずしも正しく広まっているとは思えません。では高倉が正しい解釈ができているのか、ということになりますが……。そこは、リトミックの創始者であるダルクローズが作った学校を卒業し、指導者ライセンスをいただいていることで、ある程度担保できると思っています^^;
そもそも、リトミックとは幼児を対象にした教育法ではありません。元々は音楽学生を対象とした授業をしていたダルクローズ博士が、音楽の教授法、学習者の学び方に問題意識を抱いたことから生まれたのがリトミックなのです。ですから、小学生にも、中学生にも、高校生にも、もちろん音大生にも、そして演奏家や指揮者のレベルまでさまざまな対象のためにあるのがリトミックなのです。
では、リトミックとはどんな目的、内容、方法で学習すべきなのか……。その辺りのことを実際の高倉の実践と重ねながらお話ししたい、というのが、16日の内容になります。ぜひお集まりください。後日講座を視聴できるオンデマンドも用意いたします。
◆「おしえて!! たかくら先生!! リトミック講座」
◆4月16日(土)9:30〜12:00
◆zoomによるオンライン講座
◆参加費:2300円(システム使用料を含む)
◆後日配信オンデマンド:4月17日〜4月いっぱい(予定)
お申し込みはコチラ↓↓↓↓↓
◆音楽授業ラボラトリー・オンライン 今後の予定◆
◎5月22日(日)9:30〜12:00 「後藤朋子先生の歌唱指導」
◎6月26日(日)9:30〜12:00 「みんなで分かち合おう、みんなの実践」
*ここで緊急告知! 6月の回は、全国の先生方の普段の実践紹介を中心に行いたいと思います。コロナ禍で色々と音楽授業に制限がかけられています。そんな中で「こんな工夫をしています」とか「ICTを使ったこんな工夫をしています」、「こんな実践をしているけれど、全国の先生ご意見くださ〜い!」という先生の募集を行います。発表形式は自由です。まぁ、それでもパワポはあったほうがいいですかね? とにかく実践の内容がわかりやすく伝わる方法で。発表は30分以内程度で。発表後は高倉はじめ参会者の皆さんと対話しながらその実践の価値を分かち合いたいと思います。
お申し込みはdalcroze2000@yahoo.co.jpまで。
◎7月17日(日)9:30〜12:00 「平野次郎先生のジャズ講座」

