みなさま

 

もう3月に入ります。思い起こせば、昨年の今頃、突然の休校措置が取られました。あれからもう1年も経つのですね。短かったような長かったような……。卒業生を送る会が中止となり、卒業式もかなり縮小した形に。まさに未曾有の連続。子どもたちに大きな負担、大きな落胆をもたらすことになってしまったこの1年。

 

しかし、コロナ禍がこんなに長引くとは思いませんでした。しかもこれからも自粛生活、いわゆる新しい生活様式はまだ続くと言われているそうです。

 

さて、

本日(2月27日)は、音楽授業ラボラトリー研究会主催で「オンライン交流会」を行いました。各地からの参加がありました。海外からのご参加も。ありがとうございました。

コロナ禍になって、歌えない、演奏できない…に代表される音楽授業に関する制限がかかりました。困惑してきた私たち音楽教師。

本日行われた交流会では、コロナ禍における授業のあり方や工夫、卒業式のあり方、音楽会のあり方など、様々なことが話題として出されました。

うちの学校ではこうしている、うちの自治体では……、という具合に活発に交流が行われ、各学校に一人と言われている音楽の先生たちではありますが、安心感を得たり、自分は一人じゃないぞ、と確認できたり…。

良い会になったと思います。充実の2時間でした。

私が印象に残ったのは、ICTに関わる授業に、皆さん様々に取り組まれているなぁ、ということでした。新しい実践が広がっていると。勉強になりました。

 

今日の会は「ラボひろば」と称する、いわゆる「しゃべり場」です。

次は、5月くらいに「ひろば」を開催する予定です。

 

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さて、今日は久しぶりに外が明るいうちに官舎の部屋に帰ってきました。

いつもと違って、部屋が明るい。なんだか嬉しくなって、カーテンもレースも、そして窓も開け放ち、空気を入れ替え、光を入れ替え、花粉が入ってくることも承知しながら、なんだか深呼吸するのでした。

 

そして、まだ明るいうちからちょっと一杯(^-^; 溜まったテレビの録画を片っ端から観賞。合間に湯船に入る……。あぁ、極楽じゃあ(^-^;

ちなみに、溜めてあったビデオは、映画「ゴッドファーザー」「男はつらいよ」(シリーズ何本も)ほか、あとは情報番組「美の壷」「世界はほしいモノにあふれている」「ムジカ・ピッコリーノ」「題名のない音楽会」「らららクラシック」「おちょやん」「日曜美術館」「愛車遍歴」「カーグラフィック」…いやぁ、なかなかあります(^-^; 今日は「男はつらいよ」も観ました。尺が長いから時間がよほどある時しか観られないんです、あれは。良かった! 涙が出る場面、爽やかな笑いを誘う場面も! 昭和の匂いがプンプンします。アァ懐かしい。若かった頃は全く興味なかったのに今はかなり心に染みる、そんな映画です。「男はつらいよ」。私と同年代の方にはオススメです!

録画が溜まりすぎて、とてもとても観るのが追いつきません。

 

思い起こせば、コロナで休校だった時もかなりテレビに没頭しました。寝床につくのが2時とか3時とか。観まくりました。

実は、私の情報源は、本や雑誌よりもテレビやラジオの方が断然多いのでありました。ここ20年くらいでしょうか、活字離れと言われたりしていますが、私はその前から流行の先端を行っていたことになります(^-^;

元来活字が苦手だった私は、幼少の頃よりテレビやラジオが大好き。何と言っても自分の知らない世界に連れていってくれますから。特にラジオは、想像力を駆り立ててくれました。

小学校高学年の頃、深夜1時からやっていた「オールナイトニッポン」で「宇宙戦艦ヤマト」のラジオドラマを特別番組として放送していました。忘れられませんねぇ。寝ることを忘れてカセットテープに録音したあの夜のこと。音だけの世界ですから、画は想像するしかありません。でも、それがいいんですね、今考えてみると。

 

本など活字の真の重要性を認識したのは大学生の頃でした。非常に遅い活字デビューと言わざるを得ません。だから、未だに読むのが遅い! 大変な苦労です、私にとって読むことは。

 

コロナに翻弄されたこの1年。ふと「自分の何が変わったか?」と考えます。

結局のところ「自分と向き合う時間を得た」のだと思います。変わる、というよりは自分と自分の周りを見つめるという1年だったかと。

 

コロナ禍で、自分のこれまでの授業のスタイルを変えざるを得ませんでした。でも、その影響と言ってはなんですが、これまでの自分を見直すきっかけになっていました。自分が信じてきたやり方、馴れていたやり方が通用しない1年だったわけですから、無理矢理にでも変えざるを得ない……だからこそ、新しい自分にも遭えたような気がしています。

 

官舎の部屋を見渡してもそう感じます。休校で自分の部屋にいる時間がかなり増えました。それまでは「ただ寝るだけの場所」としてしか意識していなかった部屋だったのが、急に「生活の場」となりました。すると、気になるところばかり。

築50年をゆうに越している建物です。あちこち本当にボロい(^-^;。

目を覆いたくなるような惨状も散見されます。床もミシミシ音を立てますし。風が吹けばサッシがガタガタ言いますしね。寝られたものじゃない(笑)。地震が来れば、震度が幾つなのか、サッシの音で判別がつくくらいです。震度1からわかります!(これホント!)

 

そんな惨状を改善すべく昨春はちょっとは手を入れました。ベランダの鉄製の手すり。何色だかわからないくらい褪せた感じ。それを鮮やかな、いや、淡いペパーミントグリーンに塗り替えました。気分が上がりますね、不思議なことに。ペンキちょっと塗るだけで。ホームセンターに行ってペンキと刷毛を買い、慣れない手仕事ではありましたが、楽しく図工したのでした。うん、なかなか良い!

それから部屋の照明器具を替えたり、カーペットを替えたり、コーヒーテーブルを入れたりしました。家具などはヤフオクで気に入ったものをかなりリーズナブルに入手できた、かな(^-^;

 

快適に過ごせる部屋になった気がします。

コロナの渦中で、自分の好きなものは何か、好きな音楽は何か、どんな絵が好きか、どう暮らすことが気持ちいいと感じるのか、幸せを感じるのか、ということを考える時間が増えました。台所に立つ機会が断然増えました。

いかに普段の生活の質が大事なのか、ということをこのコロナ禍で感じざるを得なかったのです。つまり「自分と向き合うこと」がテーマだったのだと。

 

世の中では「働き方改革」と言っています。確かに、到来している人生100年時代を幸せに生き抜くためには、自分としっかり向き合い、自分の幸せを見つけることが大事で、そのためには時間をとることが必要だったのです。

「働きアリ」だけではダメなんですね。「自分の時間を作る」ことは人生で大事なことなのだと、この歳になって初めて気づいています。

 

take time!

 

と言いつつ週明けからはまた怒涛の日々になること必至! 

頑張らねば……。

 

引き続き、皆さんもご自愛のほどを。