久しぶりのブログです。

6月に入って、本校でも分散登校が始まりました。

やっぱり子どもの声が響く学校は、学校らしいです。チャイムが鳴る学校は、学校らしいです。まだまだソーシャル・ディスタンスとか、思い切り歌えないとか、いろいろありますが、それでも子どもたちを朝、門で迎えて「おはようございます!」とあいさつを交わせることの喜びはひとしおです。分散が始まって数日は、朝からちょっとジーンと胸が熱くなっていました。

はじめの2週間は1日に1学年ずつ、つまり全体の6分の1が登校するスタイル。今週からはクラスの2分の1ずつの登校にステップが進んでいます。東京にあって、しかも電車通学する児童が多い本校では、なかなか通常日課までは一足飛びにはいけません。その分、オンライン学習を並走させ、学びを止めない取り組みをしているところです。みなさんのお住まいの地域の学校はどうでしょうか。

 

分散登校をするということは、例えばA日とB日が隔日に訪れるわけですが、そうなると2日間同じ授業を2回することになります。これは、かなり私たち教師にとっての学びになるシステムだなぁと思います。よくPDSサイクルなんて言いますよね(いろいろあります。PDCAとかPDSAとか)。ちなみにPDSサイクルとは、Plan -Do-Seeです。授業をプランし、実際にやってみる、そして振り返る、このサイクルです。でも、振り返っても次に同じ授業をするのはいつでしょうか?下手をすると何年後になるかもしれません、学校のシステムによっては。

その点、この分散期は、その日に振り返ったことを次の日に生かすことができるという利点があります。こんなことを言うとA日の子どもたちに失礼かとも思えますが、そんなこともありません。A日の授業で出た発言がB日には出ないこともあります。そんなときは展開をちょっと変えるとか、変化球の発問や切り返しをすることを求められますね。どっちにしてもかなり授業づくりの糧になっていると感じるこの頃です。

 

さて、本題です。教科書会社の教育出版(音楽編集部)が、この時期に学校でも、そして家庭でも使えるワークシートをつくってHP上にアップしてくださいました! ありがたいことです。歌もリコーダーも思い切りできない、そんなときに、例えば「知識」「思考力…」を刺激するという方法は有効だと思います。ワークシートはそのような力をしっかりつけるのに役立つこと間違いなし!

本校の平野先生も私も、このたびの教育出版さんのワークシートづくりを応援しています!

先生方、ぜひご活用ください!

 

https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/shou/ongaku/document/ducu2/docu208/r2ws-index.html

 

そして、ヤマハさんは、「鍵盤ハーモニカ」の飛沫実験を行ったという報告があります。お世話になっている校長先生からの報告です。こちらも参考になりますね。

前にもこの場で述べましたが、科学的な根拠はとても大切です。私たちがいつまでも歌わなせない、楽器を演奏させないではいられませんよね。何らかのエビデンスをもって、一歩踏み出す時が来ないといけない。でも、これも前に申し上げた通り、この国には「雰囲気」という大きな判断の根拠があります。「なんとなく…」というやつです。個人的にはあまり好きではありませんが…。

こちらもぜひご覧ください。
  https://jp.yamaha.com/products/contents/winds/visualization_experiment/
 

併せて……
前にご紹介したリコーダーの飛沫実験が見やすくなったそうです。
  リコーダー 「トヤマ楽器」
  http://www.aulos.jp/topics/topics_20200527.html

間もなく全日本リコーダー教育研究会にも実験結果がアップされるそうです。
  http://zenrikoken.com/

 

東京は梅雨に入りました。そして突然暑くなりました。6月に入ってもう真夏日が6日、今日で7日目かな? かと思いきや強い雨に低温の日。体調不良を起こしそうですね。実際、早くも夏バテ気味な私です。

みなさんもどうぞご自愛のほどを……。