言わずと知れた「教育音楽」という雑誌(音楽之友社刊)です。来年1月号の特集は「鑑賞」。その特集で、粟飯原喜男先生と高倉の対談が載っています。よろしかったら是非ご覧ください。

タイトルには「鑑賞の授業 達人の極意」とありますが、あの「達人」というのは、私のことではありません^^; 粟飯原先生はじめ、実践例をお書きになった先生方のことでして…悪しからず。

マエストロ粟飯原と対談なんて、とてもとてもおこがましいお話で、「なぜこの私が!?」という思いです。

思い起こせば、私が鑑賞授業の勉強を始めたのが、今から15年ほど前だったかな、(財)音楽鑑賞振興財団、いわゆる「おんかん」の夏ゼミ(当時は2泊3日?)に参加したことがきっかけでした。筑波の大先輩である中島寿先生の強いプッシュで、そのゼミに参加したわけですが、その時の講師が粟飯原先生でした。面白いけれど眼光鋭く厳しい先生、というのがその時の印象でした。それ以来、粟飯原先生の大ファンとなり、筑波の2月の研修会で講師をお願いしたり、音楽授業ラボラトリー研究会でも丸一日講座をお願いしたりと、何かとお世話になっています。

粟飯原先生の凄いのは、ご自身が色々な演奏資料を聴きまくっていること。「あの曲なら○○年の△△の録音がいいよ!」とすぐに出てくる。歩く資料!って感じです。今回の対談でも、何度かそういう場面があって「さすが!」と感心しきりでした。

そしてもう一つ。粟飯原先生は、クラスの子ども一人一人、全員がわかることが大切だと力説されています。まさに子どもファースト。これが凄い迫力なんです。言うは易し。子どもを大切にするということ。でも、粟飯原先生の一つ一つの言葉に力があって、本当に子どもを大切になさっていることが伝わって来ました。

いやぁ、音楽之友社の会議室での対談、楽しかったです。2時間以上話し込んだのですが、終始粟飯原先生のパワーに圧倒されっぱなし。会議室、そんなに広いわけじゃないのに「俺は選挙カーに乗って叫びたい!」とホントに叫んでいました(^_^;)

とにかく元気!面白い!ますます粟飯原ファンになった高倉でありました!

 

今日はクリスマス。これから青森の八戸に向かいます。授業もします。八戸の子どもたち、先生たちとの出会いが楽しみです。八戸はホワイトクリスマスかなぁ。

 

明後日は群馬県前橋市での丸一日講座を担当します。お近くの先生方、是非ご一緒しましょう。28日は東京でラボラトリーです。全国から70名以上の先生が集まります。講座の内容はもとより、仲間との交流の場になれば素敵です! 懇親会は学校そばの「仙閣楼」(中華)で3000円会費です。当日申し込みあり。