【オニオンファイツ】

【オニオンファイツ】

創る!造る!増える!増える!


テーマ:
虚ろな表情で地面に立つRパーカーだったが、その目の焦点は合っておらず・・

それでも右目の二つの眼球の一つ(赤い方)だけは、真っ直ぐにブルース・チェンを見据えている

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そして、Rパーカーではない声で喋り出した

パーカー「オレ・・ハ・・俺はオニョン」

パーカー「いいや。もはやオニョンですら無いのかも知れない」

パーカー「そこで息絶えているタマネギ頭は惑星「オニオン」のオニョン・・」

パーカー「紛れもなくオニョン」

パーカー「だが俺は違う」

パーカー「オニョンだと思い込みオニョンと共に生きてきた者・・物かもしれん」

チェン「やはりその眼自体が本体?」

パーカー「そうだ!俺は「モドキ」と呼ばれる類い」

パーカー「モドキとは「悪眼」細胞が何らかの偶然で他の生命遺伝子に融合した結果生じた不幸の総称」

完全にオニョンに操られているRパーカーが右目を大きく見開く!

そして、ブルース・チェンの眼球目掛けて勢いよく赤色眼球が飛び出した!

パシッ!

右手で受け止めたブルース・チェン

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力無く倒れこむRパーカー

チェンの右手の中の眼球が、ブルース・チェンの脳内に直接語りかける

オニョン「(潰せ!握り潰せ!ブルース・チェン)」

オニョン「(俺は、俺は任務を遂行出来ず非常に残念だよ)」

チェン「何故おまえはそこまで任務を?」

オニョン「(誰だって恩義には報いるだろう?)」

オニョン「(呪われた存在の俺だって同じだ)」

オニョン「(生まれてきた事の意味すら問う必要の無いお前らの世界にだけあるわけじゃない)」

オニョン「(俺の世界でも見つけたのさ)」

オニョン「(ヤサシサをな)」

オニョン「(俺の世界ではそれは違う呼び方だがな)」

オニョン「(その名は・・)」

オニョン「(キング O)」

チェン「キング O?」

オニョン「(フフフ・・フハハハハ!)」

オニョン「(残念ながら「キング O」の切り札は俺じゃない)」

チェン「切り札?なんの話だよ」

オニョン「(お前の出身惑星(BIGサン)の話さ)」

そう言い残してオニョン(眼球)は石の様に硬く変化し、二度と動く事も、喋る事も無かった

ブルース・チェンが燃え盛る地下倉庫から地上へ出るとそこには、ポッキー・チャルボアとフォン・デリックが宇宙艇を背にして立っていた

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デリック「遅いぞ!運転手!」

チェン「俺は運転手じゃ・・」

デリック「くたばってなくて良かった」

ポッキー「チェンさん。惑星「BIGサン」へ戻りましょう」

チェン「あぁ。帰ってやる事が出来たぜ」

ポッキーが微笑みながら言った

ポッキー「手伝いますよ!」




                         〜「外宇宙遠征編」  完〜



テーマ:
炎に囲まれた倉庫の中の空気が薄い

だが10歩の距離を置いて睨み合う2人(オニョンとブルース・チェン)は本能的に自覚していた

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この闘いは数秒の後、決着するであろう事を・・

ザッ!

互いに一歩ずつ間をつめる

2人の背後で燃え盛る禁断薬物の煙を大きく吸い込めば、頭がどうにかしてしまいそうな量だ

ザクッ!

更に一歩ずつ間合いをつめた

もはや踏み込めば打撃が当たる距離!

2人が纏う重圧的な空気同士がぶつかり、空間を歪めた!

次の瞬間、先手を仕掛けたのはオニョンの方だ!

右目の二つの眼球のうちの一つを、目の前のブルース・チェンに向けて勢いよく飛ばしたのだ!

赤色の眼球は、ブルース・チェンに見切られて、チェンの右脇を抜けて背後の闇に消えた

そして、次にチェンの右手が僅かに振動したが、その拳が動いた様子は全く無い

だが、目の前のオニョンが白眼を剥いて顔面から地面に倒れこんだ!

神速にまで研ぎ澄まされたブルース・チェンの「軟体腕ヌンチャク」が一瞬にしてオニョンの顔面を殴りつけたのだ!

もはやその動きを目で捉える者はこの宇宙に居ないかのような動きは正に閃光!

チェンの心の覚悟が「軟体腕ヌンチャク」をまだ見ぬ領域まで押し上げたのだった

ブルース・チェンの背後にはヨロヨロと立ち上がるRパーカー

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Rパーカーに背を向けたままブルース・チェンが言った

チェン「やめときな。あんたがアルじゃないのは空気で分かってる」

チェンが想像した通り、振り返ればアルの右目の中で、もう一つ小さな眼球が赤々と発光していた!

チェン「良かったら聞かせてくれ!」

チェン「あんたが何者なのかを」

Rパーカーの姿を借りたオニョンがゆっくりと口を開いた







テーマ:
深い闇に支配されていたが、その間の事は記憶が曖昧だった

ただその事で確実に変わった事が一つある

脳内でリミッターが外れたとでも表現すべきか?

とにかく、オニョンにコントロールされた経験を得た事で、宇宙レスラーポッキー・チャルボアは確実に強さのステージを先に進んだのだ

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今目の前に対峙している巨体のディィグの放つ威圧感でさえ、ポッキーには軽く思えていた

ポッキーが軽くステップを踏む

ポッキー「(恐らく地下道か何処かだろうが、地盤が固い!ステップが踏める!)」

ディィグが地面を蹴って飛びかかった!

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対してポッキーは恐ろしい程の反射速度で反応し、これまた恐ろしい程素早い左ジャブを空中のディィグの顔面に5発撃ち込んだ後、

右フックで地面に叩きつけた!

ガッツポーズのポッキー!

地面に腹ばいに倒れたまま、それを見上げるディィグ!

カッ!

ポッキーがローラーシューズの右爪先でディィグの顎を蹴り上げると、蹴られたディィグの体が衝撃で跳ね上がる

そこへポッキーの右ストレートが真っ直ぐに、ディィグの顔面を捉えた!

ポッキー「あなたでは勝てません。良かったら僕を地上に帰していただけませんか?」

すると、少し間を置いてなんとディィグが口を開いた!

ディィグ「元よりそのつもりだ。宇宙レスラーよ」
 
その声は低く、篭っていて、ノイズの様に不鮮明だった

ディィグ「俺は自分の強さを確かめたかった」

ポッキー「?」

ディィグ「だが俺は自分の弱さを知った」

ディィグ「トト・カルトへの復讐は諦めることにする」

混乱しながら構えを解くポッキー

ポッキー「トト?カルト?」

ディィグ「その者こそ我ら「穴堀人」の魂を奪った悪魔の如き男」

ディィグ「その者を殺した時・・我らはやっと死ねるのだポッキー・チャルボアよ」

ポッキー「なんとなく分かりましたよ!」

ポッキー「トト・カルト。見つけ次第あなた方に報告します」

ポッキー「もしくは僕が取り返しますよ!」

ディィグ「何故だ?」

ポッキー「バーリトゥード系のファーム惑星所属の戦士を救済するのは当然でしょう!」

ポッキー「僕は宇宙レスラーですから!」

ポッキー「だから死ぬためじゃなく、明日生きる為に今日を生きてください」

そう言って笑ったポッキーの顔は薄暗い地下道の中でも輝いて見えた!

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