2019年度のセンター英語の総単語数は4134wordsでした。

8年連続の4000語超えです。

 

●まだまだ増える英語の語数

 

上の表は60wpmと120wpmで読むときにかかる時間を各大問ごとに計算したもの。

当然60→120にスピードアップすれば解く時間が2倍になる。

 

また、新テストとして実施される共通テストの英語でもさらに語数が増える見込みです。

2018年11月に実施された試行テストの語数は5400語にアップしています。加えて日本語による注釈も無くなります。すべて英語で書かれています。今まで以上に受験英語において速読が必要になってくるでしょう。

 

 

●スラッシュリーディングのマスターが不可欠

単純に普段から英語に触れていないと長文は読めません。長文を読むには体力が必要です。

長文を読む体力がなければ、英語がずらーっと羅列しているだけで読む気も起きないでしょう。

その状態で読まなければならないとなるとわかる単語だけ見つけて自分で話を作るしかできません

 

そんな単語だけとびとびにつなげて解けるほど大学入試の英語は甘くありません。どうしても文章全体を読み解く力が必要になります。単語がわかっても長文はできるようになりません。

 

速く正確に読み、考える時間を取る必要があります。

 

当然、単語と文法も重要ですが、単語と文法がわかっても速くは読めるようになりません。単語と文法を使って1文1文正確に意味を取っていくのは『英文解釈』と言われます。もちろんこれも長文には必要ですが、あえて言うなら日本語訳の問題の時に必要です。

 

速く正確に読み、全体の内容を把握するには『スラッシュリーディング』が有効です。前から読み、意味の切れ目ごとに意味を取っていくやり方です。中学や高校での授業では1文全体を読んでから、後ろから前に訳していくとうまく訳せるなんて習いますが、それではとても速く読めません。

 

英語と日本語は違う言語です。分かっていても、意味を取る時に英語→日本語の置き換え作業をしてしまいます。置き換え作業では、日本語として不自然なところがいっぱい出てきます。

 

でもそれが自然です。

 

無理に一対一対応のやり方で意味を取ろうとするから、遅くなるし、ちゃんと意味が取れなくなります。日本語として不自然で良いので、前から訳す(意味を取る)練習が必要です。

 

 

●言語の勉強には音が必要

英語の勉強をするときに、
単語帳の勉強をして、文法問題を解けるようにすることが優先順位されています。
というか、その勉強の手順がわかりやすいがゆえに、生徒たちは
 
  • 英単語を覚えることが英語の勉強
  • 文法問題を解くことが英語の勉強
 
と勘違いします。時折生徒に英文を読ませると、全然読み方が違うことがあります。そして訳をさせても勘違いが多い。
 
さて、今の高校1年生(もうすぐ2年生)が受ける共通テストのリスニングの配点は?
 
100点分あります。
 
今までが50点分でしたので単純に2倍。
リーディング(文法・読解)が200点→100点になるので、リスニングの比率は4倍になると考えらます。
 
今のままの勉強でリスニングなんてできるのでしょうか?
読み方も分からないまま単語帳を勉強してできるようになるのでしょうか?
速く読めない・理解できないのに、リスニングを聞いて理解できるのでしょうか?
 
答えは明白です。普段の勉強の仕方を変えるしかありません。CDでネイティブ音声を聞き、マネして音読する。
そういう音がある勉強が不可欠です。音読をするには読み方が分からなければなりませんから、単語を覚えるときも文章を読むときもネイティブ音声を聞くしかありません。
 
 

●音読は読めたらいいわけじゃない

すらすら読めるようになりました!って言って意味が分かってなければそれこそ意味がありません。
音読しながら、そのスピードで英語が読めるようになれば良いのです。戻り読みがせずに意味が取れるようになればそれだけで速く読めるようになります。また、音読のスピードを上げていけばどんどん速読ができるようになります。だから速読の練習には音読が欠かせません。
 
ということをいくら説明しても、「読むときは読むことに集中して、意味を考えるなんてできない」という人が多いです。
 
そういう時は、スラッシュごとに日本語も声に出して読みます
 
Most people buy things in stores and at markets along streets near their homes.
 
例えばこの文を意味を考えながら音読をするなら、
 
Most people ほとんどの人が buy 買います things ものを in stores 店で and そして at markets マーケットで along streets 道沿いの near their homes. 家の近くの
 
という具合です。これはかなり区切りを細かくしています。まだ慣れていないときはこれくらい細かく分けていた方が無難です。
 
慣れてくれば
 
Most people buy things ほとんどの人がものを買います in stores and at markets along streets near their homes. 家の近くの道沿いの店やマーケットで。
 
くらいに大きく分けましょう。というか、これくらいまとめて意味を取れるようにしないと速読の限界がすぐに来てしまいます。
とはいっても絶対に最初は細かく分けることです。
 
そしてちゃんと意味が取れる易しいと感じる文で練習しましょう。実際に声を出してです。決して「このくらいわかるから音読は必要ない」いうことを言わないように!
 
それは目的を見失っています。「意味が取れるようにする」ことが目的ではなく「入試レベルの難しい文章でも前から読めるようにするために必要な音読の練習方法を身に付ける」ことが目的です。「分からないから音読する」なんてのはナンセンスです。それができるなら全く苦労しません。というかリスニングなんて音読はネイティブが音読してくれるので全部わかるはず、ということになります。
 
決して目的を見失わないように練習に励んでください。
 

●まとめ

 

  • 英語の長文化がまだまだ進むので、速読力がより必要になってくる

  • リスニングも配点が増すので、速読に加えて音読練習が必要になってくる

  • 意味を理解しながらすらすら音読できるようにするためにスラッシュごとに英語と日本語を交互に音読して練習しよう