「一般社団法人 日本オーディオ協会(JAS)」主催、「AES日本学生支部」共催の録音コンクールで、音芸のAES日本学生支部メンバーが出品した作品が、「優秀企画賞」を受賞しました。

 

Audio Engineering Sosiety(AES)は、ニューヨークに本部がある世界的音響技術者団体で、その日本支部は音芸におかれています。AESには学生支部もあり、20名以上の音芸生たちが、会員として活動しています。

 

今回受賞したのは、全員1年生からなる「10CC Project Team」。

 

1975年に、イギリスのロックバンド10CCによってリリースされた名曲「I'm Not In Love」で用いられた、特殊なコーラスレコーディング&ミックス手法を、現代のレコーディング技術に置き換え、それを活かしたオリジナル曲を制作しよういう試みです。

 

今回のプロジェクトの元になった、10CCの「I'm Not In Love」はYouTubeなどにもたくさん音源が上がっていますので、興味のある方はご参照ください。

 

そして、こちらが、今回受賞した作品「I've Been In Love」をYouTubeにアップした動画です。

海外のAESメンバーにも見ていただくために、作品制作の過程を英文で紹介しています。

 

簡単に日本語で説明しますと、この曲の動画は以下のように録音、ミックスされました。

(1)四人のメンバーがD(レ)の音から半音ずつ音程を上げながら、「あー」というユニゾンコーラスを1オクターブ上まで13音、別々のトラックに録音。

(2)これを各音20回繰り返す。つまり、一つの音について、4人×20トラック=80人分のコーラスが出来る。

13音トータルでは、なんと80×13=1040音のコーラスが出来る。

(3)各音を5分以上になるようにCopy & Pasteを繰り返して伸ばす。

(4)13トラックの音を、ミキサーのフェーダー13本に立ち上げる。

(5)フェーダーを上げ下げすることでコーラスを「演奏」し、ハーモニーを作る。

 

どうぞ、1年生メンバーたちの、生まれて初めての本格的レコーディング作品、しかも完全オリジナル作品「I've Been In Love」をお聴きください。