早春賦ならぬ「ワンセルフ賦」 | ワンセルフカードの広場

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ワンセルフカード認定トレーナーによるワンセルフカードを使ったセミナーや講座の情報広場です。

ワンセルフカード、メイントレーナーのマサコ(中本雅子)です。

 

昼間は暖かい日が少しずつ続いたせいか、

気づくと朝の掃除をしながら

鼻歌を歌っている自分がいました。

(#^.^#)

 

 

それは

 

♪春は 名のみの 風の寒さや 

 谷のうぐいす 歌は思えど~♪

 

これなんていう曲だったろう?と思って

ネットで調べたら→ こちら

「早春賦」でした。(今は便利よね)

 

そこでふとこの「早春賦」の

「 賦(ふ)」という貝偏に武士の武と書く字は

他ではあまり見かけないけれど

一体どんな意味があるのだろう?

という疑問が沸々と浮かびあがりました。

(暇でしょ~。(-_-;))

 

 

それでまたこれも調べてみました。

 

ということで今日はいつも以上に

理屈っぽいところから書き始まりましたが

お付き合いいただけると嬉しいです。

m(__)m

 

この字を掘り下げてみて

今の時点でわかったことは

中国の「詩経」という本の中に見られる

詩(うた)の種類のことでした。

 

この「賦」は詩の中でも

眼前の風景を歌うというもの。

つまり「写生」のように詩にすること。

 

ですから上記の早春賦は

正に早春風景の写生なので賦の唄なのです。

 

写生ですからそこには一切論理がないのです。

自尊感情とかもありません。


 

「暦の上では春が来ているけど、寒い。

 ウグイスもいるけど寒いのでまだ歌わない」

という情景をただただ歌ってるだけなのです。

 

でもそれだけなほうが

案外ジワジワと心に迫ってくるという妙。

 

そしてこの情景を歌う、

詩にして「写しとる」という行為、

これが実は「祝福」なのだということ。

それをあえて「唄」と言わず「賦」と名づけ、

そこに賦の機能を昔の人は込めた、

ということなのです。

 

なるほどね~。

 

 

さらに調べて行くと白川静先生という、

漢字の語源学の権威が仰るには

古代の人はこの賦の中で

「国誉め(くにほめ)」「土地誉め」

をすることで霊的な力がそこに宿る

と考えていたのです。

 

※参考:『呪いの時代』

     内田樹(哲学者、思想家):著(新潮文庫)

 

 

眼前の風景を歌ってその土地を誉めることで

「災害や疫病等を鎮める力が唄(詩)にはある」と、

いにしえの人達は考えていたようです。

つまり「祝福を送って呪いを鎮める」ということ。

 

考えてみると2011年日本各地で盛んに歌われた

唱歌「ふるさと」はその典型の選曲であり、

人々の集合無意識のなせるわざだったとも言えますね。

 

と、ずいぶんと話が広がり説明が長くなりましたが

この「賦」の考え方を私はえらく気に入ってしまいました!

 

 

そこで私は「卒業生誉め」

「ワンセルフ賦」

(↑読むと「わんせるふふ」で語呂悪し・・・苦笑)を!

 

賦は写生の精神が大事ということですから

今日はなるべく余計な誉め言葉を使わずに。

(*^^)v

 

 

動画でワンセルフカードを紹介

 兵庫県の認定トレーナー山本延子さん → こちら

 (3年ほど前にUPしていたのを今頃知った私。すみません)

 落ち着いたテンポで

 一枚一枚のカードから出来る様々な質問をなさっています。

 

★毎月ワンセルフカードの分かち合いタイム開催の

 神奈川県のエリアマネージャー 石井由美さん → こちら

 

★カウンセリングツールとして活用し

 ブログに沢山カードの写真UPの

 大阪府の認定トレーナー 的場かの代さん→ こちら

 

★昨年末から開講がスタートした三重県の

 ニューフェイス認定トレーナーの

 たかはしかなこさん → こちら 

 

他にもご紹介したい方が沢山いらっしゃいますが

今日はこのくらいに。

 

 

国誉めと大きなスケールでなくても

「周りの人誉め」「住んでいる町誉め」

「季節誉め」等など、色々とできますね。

 

 

祝福を送ってその場を浄化していく、

という写生の精神の「賦」

をもう少し意識して進んでいきたいと思います。

 

【補記】メモ 

(1)2/15付でがん体験者としての気づきを綴る

   個人ブログ「がんから教わるワンショット・セラピー」

   を更新

 

(2)2/1付で会社のHP を更新


(3)認定トレーナーの開講日程 を1/28付で更新

 

(4)このブログとは別の内容で書いている

  個人ブログ → こちら