私はラジオのテレホン人生相談から流れてきた加藤諦三さんの変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。起きてしまったことを嘆くよりもこれからできることを皆で一緒に考えましょう」という言葉が好きです。何かにつけてこの言葉を思い出し、迷ったり悩んだりしたときの指針としてきました。

 

調べてみると、似たような言葉に「ニーバーの祈り」というものがあることを知りました。

 

『神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。』

 

娘が学校へ行きたくないとなったとき、その主ないくつかの理由は…要するに学校生活の中に娘にとって適応できない部分がいくつかあって、それは、今の娘にはすぐには適応できるようには変えられないと思いました。もうその時点で、娘はそれまで適応しようと頑張って頑張って、ダメだったのですから…。かと言って学校のほうに変わってもらうのは、現実的ではありませんでした。

 

変えられないことを受け入れて、学校を変えることにしたのでした。

 

娘が適応できない事とも、学校が娘に合わせてはくれない事とも、どちらとも闘わず、逃げました。時間とエネルギーを消耗したくなかったからです。