休み明けの月曜日、娘の学校では英語のテストがあります。前日の夜、娘は明日のためにといつものようにテストのための復習をして、カバンの準備もして休みました。

 

朝、浮かない顔で娘は起きてきました。「学校、行ける?」娘は無言でした。家を出る時間が近づくと、いつものように着替えて、準備しました。

 

送迎の車に乗ると、いつしか泣き出しました。そんな娘の姿を見るのは辛くて、「行かなくていいよ」と、言いたくなりました。娘も私にそう言って欲しかったのかも知れません。

 

でも、私はそれを言うのはやめました。娘から「行かない」という言葉やアクションがあれば、それを受け入れるつもりでした。でも私がそれを言ったら、そして行かなかったら、娘はこのままズルズルともう二度と学校には行けないような気がしました。私の一言で、そんな形で終わりにしたくない。娘が泣きながらでも行こうとしているのなら、そのまま行かせよう、と思いました。

 

結局娘はそのまま学校に行きました。

私は、娘を送り出した後娘を迎えにいくまでずっと「私が引き留めたほうが良かったのではないか。泣いているのに行かせて良かったのだろうか」と思い悩みました。