新年度が始まっても切り替えられずボーっとしているような母です。

 

朝娘を送って行った帰りに、息子の通っていた高校の近くを通りました。大勢の息子の後輩たち…息子が受験生だった時に1年生だった子が、もう今度は受験生ですよ!

 

去年の春…息子も娘も第一志望の大学・高校にそれぞれ受かって入学して、正直やれやれと思ったんです。高校入試で失敗した息子もリベンジできたし、娘もギリギリ合格とは言え頑張った結果が出てよかったよかった、と。

でも5 月の初めての中間テストの勉強でピンチに陥っていることに気付き、慌ててサポートを始めました。具体的には、強化数が増えた高校のテスト勉強で、娘は中学校の時と違って普段は予習と課題で手いっぱいでそれ以外復習がほとんどできていない状態で、どこからどうしていいかわからないという状況に陥っていたのでした。

 

あ…これはまずい、最初のテストで躓くパターンだと思い、テストの日程からかけられる時間と優先順位から計画を手伝って、一緒に勉強しました。中学生の時のように、たっぷり時間をかけて全て完璧に勉強できればそれが理想なのですが、高校の勉強はそれでは間に合いません。娘のように中学の時に、時間をかけてテスト範囲のワークは全て完璧に、とやってきた子は注意が必要です。高校でもそれをやろうとすると物理的に時間が足りなくなるからです。睡眠時間削ってでもやるなら別ですが、うちの子は睡眠時間は削らないやり方です。

 

一つの教科を完璧にしてから、とやるのも間に合わなくなるので、バランスをとりながら完璧でなくとも出来るところまでやる、この割り切りが必要です。割り切らずともトップ高校の難易度とこの多い分量でも完璧に出来る頭(&要領&気力)を持った子は別で、東大に行けるんです。遺伝も大きいです。持ってない子は自分の最大限のレベルになれるように努力すればいいのです。

 

初めての定期テストはそれでなんとか乗り切りましたが、その後も学校の勉強について行くのが大変で、息子は息子で元気ですが苦手な教科の単位を取るのに苦労している様子で心配は尽きませんでした。

 

そんなこんなで、覚悟していたなら耐性もあったでしょうが、ホッと出来ると思っていたのとは違ったギャップが大きくて、昨年度はホッとするどころか余計に白髪の増える一年となってしまったのでした。本当に疲れました😇

 

過去の話ばかりしてごめなさい。でもその甲斐あってか、娘は少し逞しくなってブツブツ言いながらも勉強を頑張って、私のサポートもわからないところを手伝う程度でよくなりました。息子も単位は危ないものの早寝早起きの健康的な生活で大学もサボらず行っています。よくも悪くもマイペースな息子は相変わらずです。もう息子に関してはせっかく苦労して入った大学、何年かかってもいいから卒業さえしてくれたらという気持ちです。

 

上は現役旧帝大、下は地区トップ校、側から見たら羨ましいと思われるかも知れませんが、それならそれでの悩みがあってこんなもんです。仏教の言葉でしたか、「有無同然」という言葉があります

「田なければ、また憂いて、田あらんことを欲し、宅なければ、また憂いて、宅あらんことを欲す。田あれば田を憂え、宅あれば宅を憂う。」無ければあったらなぁと苦しみ、有れば有ることでそこでまた苦しみが生まれるという意味です。(検索するとカルト宗教が出てくるのでご注意ください)

 

他人が幸せそうに見えても、私の知らない悩みや苦しみと引き換えの、幸せだったり成果だったりするのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

↑教科書ガイドを定期テスト勉強に使っています。国語は授業のノートと合わせてやるとわかりやすい!