秋、それは実りの季節。

 

僕たちもまた大自然の一部ですから、

これまで積み重ねてきた努力や、

いっぱい笑ったこと、ツラかったこと、

そんなかけがえのない時間たちが、

どれほどの味わい深い実をつけさせてくれたのか。

その手触りを確かめ、感謝して、

この一年の残り数ヶ月を

より充実した時間にしていく、

そんな愛おしい季節なんだと思います。

 

そんな訳で9月の満月の夜、僕は友人たちと

一路、長野県に向かっていました。

 

目指すは乗鞍岳!!

大自然の美しさ、神々しさを通して、

登山の素晴らしさと見えない世界の存在を

僕に教えてくれた始まりの山です。

 

 

乗鞍岳に登るのは、

実に4年ぶりになるでしょうか。

 

乗鞍観光センターから

バスで9合目まで上がることができるため、

多くの方々にとって比較的容易に

登山の醍醐味を味わうことのできる山です。

とはいえ、剣ヶ峰の標高は、

3026mですから、その感動は格別ですよ!

 

 

キターーーヽ(*・∀・*)ノーーーッ!!

 

青く澄んだ秋晴れの空。

ホームグラウンドとも言うべきこの景色を

久しぶりに見ることができて、

思いきりテンションが上がりました。

 

う〜ん、空気が美味いっ!!

 

 

肩の小屋を越え、

剣ヶ峰へと至る登山道を登り始めると、

見上げた先に慌てた様子の

ご眷属さんとバッタリ目が合いました。

 

 

「っ!!ことのはが来た〜っ!!」

 

って感じでしょうか(笑)

 

すると次の瞬間、どこからともなく

こんな雲が僕の頭上にすーっとやって来ました。

 

 

(ノ*゚▽゚)ノ「すげーカッコいい〜!!」

 

左側は杖を持った女神、

真ん中は鳥類の遺伝子を持つ(?)男神で、

右側は筋骨隆々の逞しい男神…。

僕には『神様三人衆』のように見えました。

 

以前から僕は乗鞍岳におられる神様方って

どこか仏教色を帯びているような気がしていて、

それは甲冑を着た仏像のような、

まさに僕のイメージどおりのお姿で。

 

このように神様が僕のことを覚えていてくださって、

わざわざ出迎えてくださることに

感謝で胸がいっぱいになりました。

 

「神様、ありがとうございます。

感謝の心で山頂まで登らせていただきます!」

 

 

こちらは乗鞍岳の中で

僕が最も好きな場所、権現池です。

もうずーーーっと見ていたくなるんですよ。

火口湖ってなんでこんなに美しいんでしょうか。

 

この池のほとりで、ただぼ〜っとして、

この空気の中に溶け込んでしまいたい…。

そんな衝動に駆られる場所です。

残念ながら禁足地になっていますけどね(汗)

 

 

剣ヶ峰に近付くにつれて、

徐々に登山者が多くなって来ました。

 

皆さんそれぞれに

思い思いの登山を楽しまれていて、

乗鞍岳を愛する者として、

なんだか嬉しい気持ちになりました。

 

そうしていよいよ山頂が見えてきたところで、

僕はファインダー越しに

思いっきり驚くことになります!!

 

 

「っ!!!(乗鞍大権現さまだーー!!)」 Σ(゚◇゚;)

 

頭には二本の角(あるいは大きな耳)があって、

右肩には龍神の肩当てをされています。

しかもめちゃめちゃイケメンっ!!

 

その手にしっかりと掴んだ宝珠(太陽)が

燦々と輝いていて、

有り難いことこの上ありません!!

 

乗鞍大権現さまの下には、

あの『三人衆』もいらっしゃいます。

 

これまで(後になって)写真を見返して、

その存在に気付くことの多かった僕にとって、

リアルタイムで神仏を認識することは

なかなか大きな衝撃がありまして、

もう心臓バクバクでした(笑)

 

 

程なくして、山頂へと至る道には、

大勢の登山者の列ができていました。

どうやら山頂は満員のようです。

 

僕は列に並びながら、

乗鞍大権現さまや『三人衆』の方々が

目の前に姿を現してくださった理由を

ずっと考えていました。

 

そして思ったんです。

僕にとって乗鞍岳は始まりの山だからこそ、

神様は僕がこれまで磨いてきた

第八感の“実り具合(成長した部分)”を

確かめさせてくださったのだと。

 

 

登山をライフワークにし始めて、

早いもので10年です。

初めて乗鞍岳に登った時、

あんなに大変で、あんなに感動したのに、

今は(難易度的に)物足りなさを感じる程に、

登山の体力や技術だって随分成長しているのです。

 

「そっか、そういうことか。」(´~`)

 

僕の心が感謝でいっぱいになったその時、

ふっと空を見上げてみました。

 

すると…。

 

 

そこに自分の横顔がありました。

神様は僕に虹色に輝く光の輪(ハロ現象)で

大きく丸をくださったのです。

 

その瞬間、僕のすべての細胞から、

感謝と愛が溢れ出しました。

 

 

山頂では、友人のちょびさんが

登頂記念の撮影でおもしろポーズをして、

僕たちだけでなく、列に並ぶ大勢の人達を

ドっと沸かせる一幕もありまして…(笑)

 

 

乗鞍岳の景色、空気を全身全霊で感じながら、

楽しく幸せな気持ちで下山していると、

僕の脳裏にひとつの曲が降りてきました。

 

The Sound of Music / 映画『サウンドオブミュージック』より

 

どうしてもこの曲を高らかに歌いたくなった僕は、

友人のはちみつ君に

Youtubeで音楽を流してもらって、

人目も憚らず(そして下手にも関わらず)

ホントに歌いながら歩きました(しかも裏声で)

 

だって、歌は神様への捧げものであり、

神様からの贈りものですからね。

 

 

事実、乗鞍の神様は、宿に戻った僕に

歌を通してこんなメッセージをくださいました。

 

Climb Every Mountain / 映画『サウンドオブミュージック』より

 

Climb every mountain

すべての山に登りなさい

Ford every stream

すべての川を渡って

Follow every rainbow

すべての虹を追いかけて

Till you find your dream

あなたの夢を見つけるまで


どんな困難も乗り越えてゆく、

僕に生きる勇気を与えてくれた始まりの山

 

この先も実り多き人生を歩みなさい。

 

そう言って僕の背中を押してくださる

乗鞍岳に坐す全ての神々に心から感謝申し上げます。