Day 1.

 

日本語ではよく誰かになにかをお願いしたいときに「よろしくお願いします」といいますよね。

これは様々な場面で使うことができて、会話でもメールでも活用できる非常に便利な言葉。

 

ですが、英語ではこの「よろしくお願いします」の意味にピッタリの直訳はないんです。

 

では代わりになんと言うか?

2つの主要な場面での使い方を整理してみました。

 

①会話の中で使うとき

会話で「よろしくお願いします」を使う場合は相手に何かを頼む場合が多いです。例えば書類の確認とか、何かの承認とか…。この場合はその作業をやってくれてありがとうございます、という意味が最も近いので

 

Thank you.

 

ただこれだけでいいんです。

もちろん、このThank youに付け加えて

 

Thank you for your help. (助けていただきありがとうございます)

Thank you for your support. (サポートいただきありがとうございます)

Thank you for your cooperation. (ご協力ありがとうございます)

 

などというのもOK。

 

また、同じような言い方でも「私は感謝しています」という言い方をするなら

 

I appreciate your help. (あなたの助けに感謝しています)

 

のように言い換えることもできます。

 

ただ、注意したいのは「よろしくお願いします」というのは変身ができる言葉で、例えば初めて会う人に対しても挨拶の言葉として使いますよね?その場合はなにかひとつの作業を頼んでいるわけではなく、これから一緒に仕事をすることをざっくりとお願いしている感じになり、まだ何も相手には引き受けてもらっていないので感謝するのは不自然になってしまいます。

 

この場合だと、

 

I look forward to working with you. (これから一緒に働けることを楽しみにしています)

 

というような表現のほうが適切です。

 

つまり、一番大事なのは「よろしくお願いします」という言葉を日本語で使うときに結局は何をお願いしているのか、日本語で具体的に言い換えるとどういうことなのか、を理解することです。これをしっかり整理できれば英語でもその場面に適切な簡単な表現に必ず言い換えることができます。

 

次回は、「よろしくお願いします」を文章の中で使うときの表現について解説します。

 

See you tomorrow.

 

YOU

 

※以前、ビジネスマン向け英語教材を教えてと頼まれて作成したHPがあります。本腰を入れて勉強したいという方はこちらの教材もぜひご覧になってみてください!