難しいかもしれないが、「法律には触れないけど、社会的なルールやマナーではアウト」と言う行為で是非心掛けて欲しいのが、「若し自分がそう言う行動を取られたら不快に感じるか?」と言う想像を働かせる事である。コンプライアンスを意識した行動とは、他人から観て不快に感じない行動と言う事だと思う。但し、落とし穴は管理職層・一般社員層に多い事もある。コンプライアンスを実践しなくてはと判っている物の、面倒くさい!俺が遣らなくても問題ない誰かが遣ってくれるかも?と言う心理が働いている。俗に、社会的手抜きやフリーライダー現象と言われるのも其処にある。日頃の業務量が多い上に、コンプライアンス実践の指示命令により、「遣らされ感」が増えている。対応方法としては、コンプライアンスを自分たちの問題として捉えて貰う事である。企業理念や倫理綱領からブレイクダウンして、当部門・当事業で優先したいコンプライアンスや困っている事を吸い上げる事より、コンプライアンスと実務が繫がり一つひとつが実行者として、前向きに取り組んで貰える事を期待したい。