中古マンションで気になる部分、構造Part2 | おんぼろ不動産マーケット STAFF BLOG

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こんばんは。
中田です。

前回に引き続き本日も構造について。
前回の内容はこちらから。
構造の基本から鉄骨造までのお話をしましたので、今日はRC造(鉄筋コンクリート造)について。



鉄筋コンクリート造は、金属の鉄の棒のまわりを、セメント砂及び砂利を水と混ぜたコンクリートで固めており、鉄の引っ張りに対する粘り強さとコンクリートの圧縮に対する強さの両方を兼ね備えた構造です。

そう、コンクリートには水が混ぜられているのです。
新築の物件はよくカビが生えるなど聞いたことはありませんか?
それは、コンクリートの水が蒸発して湿気となっているからなんです。



ちなみに新築時から築後50年までにおけるコンクリートの強度なのですが、建築初年度の平均値が「157(N/mm2)」なのに対し、築後50年経過時では「201(N/mm2)」と、約1.28倍もの強度に上がっているのです。
但し、これはあくまで試験値で雨風にさらされることを想定していません。
でも実際の建物は、雨にも風にもさらされますので、大切なのは修繕ということになります。

適切適宜、大規模含む修繕が行われているか?ということが、コンクリートを長持ちさせるために最も大切な事なのです。

ということで、今日はこの辺で。
それでは、来週はSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)について。