八月花形歌舞伎② | Tommy's40Ave. ~おけいこ三昧~

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時間が足りないよ~(^o^)でもね、人生楽しまなくちゃ。いつまで続くか自分探し。広くて浅ーい、そんな私の独り言Diary

8月20日(土)八月花形歌舞伎第一部・第二部を見てきました。


第一部

一、花魁草(おいらんそう)

  お蝶・・・福助

  幸太郎・・・獅童

  米之助・・・勘太郎

  勘左衛門・・・彌十郎 

  お栄・・・扇雀


二、伊達娘恋緋鹿子

   櫓のお七(やぐらのおしち)

   八百屋お七・・・七之助



第二部

一、東雲烏恋真似琴

   (あけがらすこいのまねごと)

   藤川新左衛門・・・橋之助

   関口多膳・・・扇雀

   左宝月・・・獅童

   高橋秋之丞・・・勘太郎

   お若・・・七之助

   宇内・・・巳之助

   伊勢屋徳兵衛・・・亀蔵

   お弓・・・萬次郎

   潮田軍蔵・・・彌十郎

   小夜・・・福助


二、夏魂まつり

   若旦那栄太郎・・・芝翫

   芸者お梅・・・福助

   芸者お駒・・・橋之助

   太鼓持国吉・・・国生

   舞妓よし鶴・・・宜生


『花魁草』

安政大地震後江戸を逃れて偶然出会った女郎お蝶と大部屋役者の幸太郎。

通りかかった百姓米之助に助けられ栃木で新しい生活を始める。

数年後座元勘左衛門から芝居へ復帰することを勧められ、お蝶と二人

江戸へ向かう。六年後、人気役者となった幸太郎。

栃木の芝居小屋で幸太郎は座長としてやってくる。

お蝶は数年前に江戸から姿を消しており、幸太郎は栃木にもいないことを知り

嘆き悲しむ。

幸太郎たち一座の船乗り込みの賑わいのなかにお蝶は一人橋の上から

幸太郎の出世をじっと見送っていた。。。。


切ないねぇ。相手を思いやる気持ちがひしひしと伝わってくる案外いい話だったわ。

地震・・・ってなんかちょっとリアルでびっくりだったわ。


でもねぇ。獅童さんにもう少し色気があったら・・・と思うのは欲張りかしら?

しかし・・・ここでも勘太郎丈はお父さんそっくりな台詞回しでしたねぇ。

ここまで来るとすごいね。これが勘太郎丈の個性になるのかもしれない。


もうちょっとこなれるともう少しコンパクトになると思うんですけど・・・

ちょっと長いのよね。


『櫓のお七』は七之助丈のかわいらしさ全開でした。

人形振りも良かったなぁ。

七之助丈は見るたびに成長!って感じます。


『東雲・・・』

これは新作歌舞伎で全くなんの知識もなく見てましたが、

意外と良いお話でしたね。

勘太郎丈はこの作品に関してはなんかノビノビされていたような・・・

あまりお父さんの影も無く。まぁ新作だからね。

結構好きな勘太郎丈でした(笑)


他のみなさんテンポ良く、きびきびと。

場面転換も回り舞台大活躍のおかげで無駄がなくて、

転換時のちょっとした空き時間みたいなのもなくて良かったわ。

(乳房榎は幕をおろしてトンテンカンテンすることが多かったからねー)


これもね・・・ちょっと長すぎますね。

あれだけの背景を丁寧に説明してくださったので、理解しやすかったのだけど

でもねぇ。長い!もう少しこなしてください。


良いお話なんですけどなんかピリッとしなかったなぁ。長いから?

やっぱ勘三郎さんなんだろうか?


『夏 魂まつり』

芝翫さん・・・お幸せそうでした・・・

お孫さんをやさしい目でみていらっしゃる姿が印象的でした。


さて・・・来月は又五郎さん襲名興行ですね。