この本は、
そこらの役に立たない自己啓発本やノウハウ本と違い、
「自分の能力を最大限に発揮するための方法」
が具体的に書かれている。
この能力発揮に最も障害となるのが
「緊張」
である。
余分な緊張を取ることで、
初めて充分な能力を発揮し、
満足する結果を得ることが出来るし、
日々楽しく過ごすことも可能となる。
この「緊張」は特別なイベント時だけに起こるものではなく、
日々のちょっとした緊張も気付かないうちに蓄積されていく。
その緊張を取り除き、
リラックスする方法について書かれている本はゴマンとあるが、
大半は役に立たないか浅い。
その理由がこの本にも書かれている。
①心を直接操作するのは不可能であること
心を無理やり操作しようとすると余計な葛藤が生まれ、
今まで以上に緊張してしまう(だから間接的に心を操作(誘導)する必要がある)。
本能、感性、感情を目覚めさせる「自然な反応」のやり方が存在する。
②温泉に入るとリラックス出来るが、
「集中力」と「想像力」を使うことでより深くリラックス出来る
(一般とは言っていることが真逆である。
実践すると分かるのだが、こちらの方が正しい)。
この本にはそのための体技が幾つか書かれていて、
毎日実践しているのだが、これがホントにリラックスできる。
特に慢性的な緊張を取る
「5,6箇所のリラクゼーション」
「連動のリラクゼーション」
「脳のリラクゼーション」
が自分にはとても効果的で、
「今までこんなに緊張を溜め込んで生きて来たのか?」
と実感しながら、日々緊張を解いている。
(リラックス以外の具体的効果については、別の機会に書きたい)
ただこの本は物語風に書かれており、
それはそれで読みやすいのだが、
深く理解するのが、難しい。
これらの体技は、仕組みを理解することで、
より効果を発揮すると思うので、自分は「マインドマップ」にまとめた。
(マンガ版も出ているので、或いはそちらの方が理解しやすいかもしれない)