*心理的安全性とは*
世界最高レベルの従業員満足度を誇るGoogle が4年費やした研究によると、 `心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要` と発表されている。
心理的安全性とは、Ppsychological Safetyという英語を和訳したものであり、他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく自分をさらけ出せる環境や雰囲気を意味する。
よって、Zensも、成功するチームを目指し、心理的安心性の意味を学び、実行すべきだ。
*心理的安全性の確保によって得られるメリット*
【会社全体のメリット】
・生産性の大幅な向上
・ホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底
・成功や目標達成を阻む障害の排除
・円滑なコミュニケーションによる作業効率の向上
・各メンバーの積極的な活動参加
・各メンバーの思考や将来ビジョンの明確化
・人材の持つポテンシャルの最大化
・イノベーションが生まれやすい
・建設的な議論を行える
【メンバーのメリット】
・クオリティ・オブ・ライフの向上
・メンタルヘルスケア
・最高のパフォーマンスを発揮
・長期にわたって働きたいと思える
*心理的安全性を高める方法*
*1）フェアで正直な関係づくり*
・メンバーの認識と発言力を揃え、フェアな関係を作る
・発言機会を均等に与え、多様性を活かす
*２）マネージャーはサポート役に徹する*
Googleは、1万人以上の従業員の調査結果、チームの生産性を高めることができるマネージャーの特徴として次の8つをあげた（関連度が高い順）。
・良いコーチである
・マイクロマネジメントを行わず、チームに権限を与えてくれる
・チームメンバーの成功やプライベートの充実、健康に関心を示してくれる
・生産的で結果指向である
・良い聞き手であり、情報共有を円滑にする良いコミュニケーターである
・キャリア開発を支援し、パフォーマンスに関して議論してくれる
・チームを導くための明確なビジョンや戦略を持っている
・チームをサポートするために必要な専門的技術やスキルを持っている
・あらゆる部署と協力できる
・意思決定力する
*３）会議の前にアイスブレイクする*
・立場が上にあたる人物から、趣味や特技、個人的目標などプライベートな部分を含んだ自己紹介を行う
・プロジェクトを通じてどのような成長を目指しているかオープンに語り合う
*４）ポジティブ思考を活用する*
【メンバー側視点】
・「質問ばかりしていたら無知だと思われるかもしれない」→「積極的に学ぼうとする姿勢を評価してもらおう」
・「ミスを報告することで無能だと思われるかもしれない」→「今回の失敗を次に活かすためのアドバイスをもらいたい」
・「自分の発言は会議の邪魔になるかもしれない」→「自分の価値観や視点をチーム目標の達成に活かしたい」
・「否定的な意見によってネガティブな人間だと思われるかもしれない」→「自分の発言が現状打破や改善のきっかけになれば」
【マネージャー側視点】
・「なんでそんなことも分からないんだ」→「正しい知識を身につけようとする姿勢はとても大切だ」
・「お前は何をやっても失敗する」→「この会社にはまだまだ多くの素晴らしい技術があるから頑張って会得してもらいたい」
・「その情報は今必要としていない」→「チームが多角的視点を持つための貴重な意見として受け入れる」
・「いつも否定的な意見ばかり発言する」→「問題解決に向けたクリティカルシンキングとして歓迎する」
*心理的安全性を高める際の注意点*
快適な職場環境を『ぬるま湯』として受け取り、他の従業員やメンバーを巻き込んで馴れ合いの関係を築こうとするメンバーが出ないように、注意すること。
メンバーは、リラックスしながらも、勤労意欲やエンゲージメントの高さ、目標を達成するという強い意志や責任感が必要。馴れ合うだけの関係は生産性を大幅に低下させる。
また、マネージャーは、メンバーに対して適切に注意や指導、指示も行うこと（ある調査によると、指示を与えられないチームと、すべて指示通りに動くチームを比較すると、前者のほうが圧倒的にパフォーマンスが低かった）。