・成果を出すには
①自らをマネジメントする
②貢献に焦点を合わせる
③人の強みを生かす
④成果をあげるべく意思決定を行う
・自己マネジメント
①目標と成し遂げたいビジョンを持つ
②人に恥じないことを行う（信用は財産）
③全ては自己責任である（権限と責任はセット）
④素直に学ぶ（先入観を捨て、尋ねろ）
「他人から何によって知られたいか」
・強みを伸ばし、知的な傲慢をやめる
行っても成果に繋がらないことは避ける
・聞く人、読む人
・自分の適性はどのようなもかをなるべく早く知ることが成果をあげることへの近道
・非生産的なことを避ける
①自分の全ての仕事に対して「行わなければ何が起こるか」を問う
②他の人が行えることは何かを考える
③他人の時間を浪費する活動はないかチェックする
・マネジメントの欠陥を防ぐ
①周期的な混乱や繰り返し起こる混乱からくる時間の浪費の問題
予め予防策を考えておくか、事務的に処理できるよう日常の仕事にルーティン化しなければなりません。
②人員過剰からくる時間の浪費の問題
直接関係ない人間の理解を得るために一から説明をするのは本当に時間の無駄
③組織構造の欠陥からくる時間の浪費
過剰な会議
④情報機能の障害からくる時間の浪費です。
必要な人に必要なタイミングで情報を伝達
⑤整理して自由になった時間を大きくまとめる
成果をあげるために集中して仕事にあたる
※時間を記録し、整理し、まとめる
・実行するにおいて必要風影な準備
①一つの仕事に必要な時間を少なく見積もる
②急がば回れ
③できないマルチタスク
④ 生産的でなくなった過去を捨てる
⑤優先順位と劣後順位
※優先順位の決め方
①過去ではなく未来を選ぶ
②問題ではなく機会に焦点をあてる
③横並びではなく独自性を持つ
④無難で容易なものではなく変革をもたらすものを選ぶ
・どう貢献するかに焦点
貢献に焦点を合わせることによって、組織全体の成果に注意を向けるようになり、外の世界に注意を向けるようになり、顧客の観点から物事を考えるようになります。
・「直接の成果」「価値への取り組み」と「人材の育成」
・自らのアウトプットは他の専門家に活用されて初めて成果に結びつくのです。
他人がどう考えているかを常に考える
・人事考課では何が出来なかったかを見るよりも、何が非常に良く出来たかを見る必要があります。
★質の高い正しい意思決定
①課題の種類を知る
②課題解決の必要条件を明確にする
③何が正しいかを考える
④行動を決定のプロセスに組み込む
⑤フィードバックの仕組みを作る
⑥評価測定の為の基準を見出す
⑦満場一致に注意する
⑧決定は本当に必要か自問する
⑨勇気を持って決断する
ーーー
※①課題とは？1.基本的課題 2.当事者にとっては例外的だが、一般的には基本的な課題(企業合併)3.真に例外的、極めて少ない特殊な課題...個別に対処 4.まだ分からない何か新しい課題の最初の現れ
②課題解決の必要条件とは？「その決定の目的は何か」「達成すべき最低限の目標は何か」「満足させるべき必要条件は何か」
③何が正しいか「半切れのパンか、半分の赤ちゃん」いずれは妥協が必要な場面が訪れるので、満たすべき必要条件を満足させる上で何が正しいかを知らなければ、正しい妥協と間違った妥協を見分けることができなくなってしまいます
④行動を決定のプロセスに組み込む
決定というものは、その場で誰の責任においてどういう手順で実行されるかまで決めなければ、結局は形骸化し意味のないものとなってしまいます。
1、誰がこの意思決定を知らなければならないか
2、どのような行動が必要か
3、誰が行動をとるか
4、その行動はいかなるものであるべきか
⑤フィードバックの仕組みを作る
決定そのものの中にフィードバックを講じておかなければなりません。
事実ではなく意見からスタートしなければなりません。
正しい意思決定は共通の理解と対立する意見、競合する選択肢をめぐる検討から生まれます
そして意見からスタートした選択肢の中からどれを選択するのか、それを何故選択するのかという理由を明らかにしなければなりません。
選択肢の評価測定の基準を見出す
⑦満場一致に注意する
相反する意見の衝突、異なる視点との対話、異なる判断があって初めて良い決定が行えるのです。
したがって、意見の不一致が存在しない場合は決定を行うべきではないのです。
・意見の不一致は3つの理由から必要
1.組織の囚人になることを防ぐから
2.選択肢を与える。予備の解決策で予期せぬトラブルをも防ぐ
3.想像力を刺激...刺激となるものが論理づけられ検討し尽くされ、裏づけられている反対意見
4.誰が何が正しいかよりも、問題の理解に関心を持つ。
⑧決定は本当に必要か自問する
1.得るものが犠牲やリスクを大幅に上回るのならば行動しなければいけません。
2.行動するかしないかいずれかにしなければいけません
意思決定も行うか行わないか
⑨勇気を持ち判断
・高いコミュニケーション能力
ビジネスにおけるコミュニケーション能力とは、相手に伝えたいことを正確に、論理的に、わかりやすく伝え、その結果、納得や決済や成約など、要求に対する何かしらの成果を得られること
相手の伝えたいことを正確に理解すること
※コミュニケーションの原理
①知覚である...相手が受取り、初めて成立
②期待である...相手が期待するもの、ニーズを予め知ろうとすること
③要求である...その要求が受け手の価値観や欲求、目的に合致するとき非常に協力なパワーを発揮します。目的が明確でないと生産性を下げる（ダラダラ
④情報とは異なる...情報とは記号と同じ
情報を伝えるためにコミュニケーションがあり、コミュニケーションをするために情報を。
※円滑に進めるために
コミュニケーションは「上から下へ」ではなく「下から上へ」を目指せ
1.皆が見ているもの、考えていることが違うのだと、皆が認識すること
2.各々が目標と自己管理によるマネジメントを行うこと
3.同じ経験を共有すること
・リーダーシップは手段
前提:組織の使命を考え抜き、それを目に見えるかたちで明確に定義し、確立することです。
①リーダーシップを仕事と見ること
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者
②リーダーシップを責任と見ること
部下の失敗の責任を自分が負う覚悟があるということは、反対に見れば部下の成功は自らの成功と捉えられるということです。
③信頼が得られること
そもそも周囲の人間に信頼が得られなければ誰もその人についていきません。
人がついてこなければリーダーもへったくれもありません。
※信頼されるためには、進撃さと言動の一貫性。
・組織は手段
その組織は何をすべきか、その機能は何か、を問うことが重要
①自らの組織に特有の使命を果たす
企業の目的:利潤の最大可かつ顧客の創出
②仕事を通じて働く人たちを生かす
働く人たちを生かすことは組織にとっては使命であり義務...企業はステークホルダーのもの？従業員のもの？
③社会問題への貢献と自らが社会に与える影響の処理をする
今現在あるものを効率的に管理し、既に成果があがらなくなった過去を計画的に廃棄し、より良い未来を創造しなければなりません。
・顧客創造の要件は、マーケティングとイノベーション （企業の基本的要素
・マーケティング （反対がセールス）
市場調査...顧客の方から買いに来てくれる仕組みを作ること
・イノベーション
潜在需要を満たし、新しい満足を生み出すことです。
・事業とは何か？
組織において共通のものの見方、理解、方向づけ、それに対する努力を実現するには、企業全体として「我々の事業は何か」を定義する
「顧客は誰でどこにいるのか？顧客は何を買うか？事情は将来なんのためになるか？事業のうち何を捨てるか？」
・成果に責任を持つ
やりがいや働きがい
①生産的な仕事をさせる
無理のない職場環境であり、仕事に必要な道具や情報。正しく構成された仕事を
②フィードバック情報を与える
自己管理を可能に
③継続学習
他の専門分野の経験や問題、ニーズに接することでそれを理解し、自らの知識と情報を他の専門分野に適用させなければなりません。
企業にとって人こそ最大の資産
主要な資源のうちモノやカネや情報は全ての企業が同じように扱いますが、人だけは活用の仕方によって他と圧倒的な差を生み出す可能性がある
・マネージャー:組織の成果に責任を持つもの
組織の目標を専門家に理解させ、逆に専門家のアウトプットをそれを利用する人間にわかりやすく翻訳することがマネージャーの仕事です。
言い換えると、専門家が自らのアウトプットを他の人間の仕事と統合するうえで、頼りにすべき者がマネージャーです。
本当は企業も軍のように地位と機能は分けるべきなのです。
※企業はヒト、モノ、カネ、情報といった資源を投下して成果を生み出しますが、投下した資源と同等の価値しか生み出せなければ存続することができません。
よって、マネージャーは投下資源の倍、10倍、100倍となる成果を生み出すべく、効率的で効果的な生産体をつくらなければなりません
これに基づき事業のマネジメント、人と仕事のマネジメント、社会的責任の遂行という三つを同時に行う必要があります。
※あらゆる決定や行動において、現在必要とされているものと将来必要とされるものを調和させることです。
・マネージャーの基本的な仕事
①目標を設定する
②組織する
③動機づけとコミュニケーションを図る
④評価測定する
⑤人材を開発する
※間違った解釈
①職務を狭く設計すること
②補佐役という職務
③十分な仕事がないこと
④多くの人手を必要とすること
⑤仕事の不足をポストで補う
⑥天才しかこなせない仕事
マネージャーは単なる調整役ではなく自らも仕事をするプレイングマネージャーであるべきです。
・マネージャーが持つべき資質
「真摯さ」を持った者は何が正しいかを考え、誰が正しいかを考えません。自らに一流の仕事を要求し、高い基準を定めます。
自らの使命と言動に「一貫性」があります。真摯さこそがマネージャーにとって唯一の資質
・自己管理による目標管理...個人が自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになること
①セミナーに参加すること
②人事計画やエリート探し
マネージャーは育ててなんぼ
③人の性格を変えることや人を改造すること
・組織における成果中心の精神
①組織の焦点は成果に合わせなければならない
優れた人程多くの失敗を犯しますし、新しいことに挑戦をするものです。
②組織の焦点は機会に合わせなければならない
③人事に関わる意思決定は組織の信条と価値観に沿って行わなければならない
④真摯さこそが唯一絶対の条件である
進撃さに欠けるマネージャーとは、1.強みよりも弱みに目を向ける者。これは組織の基本的機能であり使命にも反します。強みよりも弱みに目を向ける者をマネージャーにおけば組織は弱体化していきます。2.何がどう正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者。人よりも仕事を3.誠実さより賢さを 4.部下の成功に脅威を感じる者 5.自らの仕事に高い基準を設定できなければ、他の者にも優れた仕事を要求することはできません。
★トップマネジメントの役割としての性質は少なくとも4つあり、それはつまり、
考える人であり行動する人
人間的な人
表に立つ人。
☆役割
①事業の目的を考える役割
事業定義、目標の設定、戦略計画の作成
②基準を設定する役割
③組織を作り上げ、それを維持する役割
④渉外の役割
顧客や取引先、金融機関、労働組合、政府機関などとの渉外はトップの座にある者として行う必要があります。
⑤儀礼的な役割
⑥重大な危機に自ら取り組む役割
※トップマネジメントは一人で行うものではありません。トップマネジメントに要求されるものを一人で担うことは不可能です。一人では仕事の量が多すぎますし、一人の人間の持つ資質はそれほど多くはありません。
※トップマネジメントとはチームによって行われるべき仕事
①トップマネジメントのチームメンバーは、それぞれの担当分野において最終的な決定権を持たなければならない。
②自らの担当分野以外の分野について意思決定を行ってはならない。
③攻撃し合ってはならない。
④リーダーが必要
⑤チーム全体で意思決定する課題を決めておく必要がある（事業定義や巨額の投資）
⑥意思の疎通に注力しなければならない。
