今年に入り、英国BBCのジャニー喜多川氏の性加害問題の告発を発端に

現在まで騒がれているこの問題。

 

当初はJ社もメディアもこれまで通りスルーを決め込んではみたものの

youtubeやSNSでの発信もあり逃げられず、性犯罪者の名前を冠していた会社名を

失くすところまで来てしまいました。

 

ちなみに

そんな騒動の最中

w-inds.はマカオへ飛んでいましたね。

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一体どこの局がこの授賞を報道してくれたでしょうか?

 

まだ、洋楽に傾倒していて

w-inds.はおろかJ-popに興味が薄くなっていた時期

まだ、何気なくテレビを点けていた頃

 

朝のエンタメコーナーで当時Jに所属していた方のアジア公演が大々的に報道されていました。

私は純粋に「ジャニーズ凄い。○○さんカッコイイ」と思いました。

海外に評価されてるジャニーズって凄いんだなと。

 

その後、会社の後輩にK-popファンの子がいて

当時まだ5人で活動していた東方神起を教えてもらいました。

最初は???だったけど

色々MVを見ていたら「なんか楽曲もダンスも良いね!」となり

次第にネットサーフィンで楽しむように。

 

そんなある日、

韓国の何かの音楽フェスティバルの動画が目に留まりました。

そこには日本のボーイズダンスグループが出演していました。

ダンスや歌唱、演出、一目で気に入りCDやDVDを集め

ライブにも行くようになりました。

彼らのライブはこれまでにも書いてますが

とにかく良質な音楽(ボーカル含めすべて)を浴びることが出来る事と

上質なエンターテイメントが見られる事

 

そんな彼らを知った当時

彼らがテレビやメディアのJに対する忖度で様々な圧力を受けていることを知り

何とも言えない憤りと無力感に襲われました。

 

だからと言ってJ社だけが悪いかというとそういうわけではなく

日本人的なのか、人類的にそうなのか分かりませんが

楽な方へと流れる体質と、利を得ようとする性質の人間と

それを利用して操作・支配したい人間が集まり過ぎてしまい

ゆがんだ世界を作り出してしまった。

それがこの業界だっただけの事でしょう。

 

長期政権は腐敗の温床となるいわゆる典型的な例で

例によってもれなく明るみになったのがたまたま今

 

J社の代表が性異常犯罪者の1面を持っていて

それを社内社外共に搾取し利用・洗脳してきて

それが当人の死去後

影響力が薄れ始めた(当人の協力者だった同年代の方々共々)数年後に

ついに表面化され始めて来てしまった。

それが令和5年だっただけで

 

興行はもともと893の取り仕切る世界

組長の誕生会に呼ばれることが演歌歌手のステイタスだった時代も

それをそういうものだと思って観ていたテレビの向こう側

他の芸能事務所だって、テレビ業界も、広告代理店もその他etc.

この華やかでドロドロな世界に群がる人達

その中の何%かが

その清濁併せ吞む世界の中で才能を煌めかせ

私達に夢を見させていた。

 

 

けれども盛者必衰

そんな時代も変わるのかもしれません。

パンデミックであらゆる物事や意識を強制的に変えざる得なかったように

根幹が大きく変わる時

それはじわじわと浸透しつつも

ある日突然襲い掛かってくる。

 

 

 

今日、アメブロを開いたら

5年前の今日書いた記事をアメブロさんに紹介されました。

久し振りに読んでみると

5年前、広まり始めたSpotifyなどの音楽サブスクについて

日本レコード大賞の忖度が問題になったりしていた時期だったようで

その中で、私はこんなことを書いていました。

 

「どの業界でもそうですが”透明性”と”信用”がなくなると

何事も衰退していくような気がします。」

 

現在では2度目の会見での「NG指名」と「指名OK」記者リストが発覚して

グダグダな状況となっていますが

 

もはや私を含め大半の人間は白けているのではないかと

 

それは所属タレントを盾にし続けている経営陣や

ころころ手の平を返すメディア

 

自分に興味がある部分以外はもう

これらに積極的に関わろうとする感覚にさえなれなくて

一部の大騒ぎしている人達と

一部のこれまで通りにしたい人たちが

必死になって流れ崩れていく砂のお城に一所懸命砂を盛り続けてる

それを遠い目で眺めてる

その内その存在すら忘れていってしまう

今はそんな状況ではないのかと。

 

私達は5年前にこの状況を予測できただろうか?

 

唯一良かったと思うことは

辛かったことを辛いと言える時期が来たこと

加害者はこの世にいないかもしれないが

今だからこそようやく言えた。

言えない状況を作り出してきた人たちを

この世界を

少しだけ変えることが出来た。

 

子供の頃の性被害を経験した人間として

少しだけ救われた気がした。